シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治学特講2(A) | 2024 | 後期 | 木3 | 法学研究科博士課程前期課程 | 中島 康予 | ナカジマ ヤスヨ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PS5-702L
履修条件・関連科目等
履修条件は特に定めません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今日の資本制社会の実相を、差別・不平等をうむ構造に着目して考察します。
科目目的
政治学を含む社会科学や人文科学のパラダイムシフトの可能性について、ジェンダーと政治研究という視座から迫った研究に依拠して考察することを目的とします。
到達目標
受講生が、ジェンダーを核とした政治理論から、今日の資本制の諸相・実相に迫る際に必要な視座を獲得することをめざします。
授業計画と内容
概ね次のような計画に基づき授業を進めます。
第1回 課題の整理と共有
上野千鶴子『家父長制と資本制 : マルクス主義フェミニズムの地平』
第2回 フェミニストのマルクス主義批判
第3回 家事労働論争
第4回 家父長制の物質的基礎
第5回 再生産様式の理論
第6回 再生産の政治
第7回 家父長制と資本制の二元論
第8回 家父長制と資本制第二期
第9回 家父長制と資本制第三期
第10回 家族の再編
第11回 結び―フェミニスト・オルターナティヴを求めて)
付論 脱工業化とジェンダーの再編成―九〇年代の家父長制的資本制
岡野八代『ケアの倫理』(本シラバス入稿時に未刊のため、以下は予定です)
第12回 『ケアの倫理』①
第13回 『ケアの倫理』②
第14回 『ケアの倫理』③
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・毎回授業の前にテキストを予め講読し、その概要を理解した上で、授業中に議論すべき論題を必ず準備してください。
・授業時間外に指導を受けたり、質問をしたい場合は、授業時間中に申し出るか、その旨記したメールを、公開しているメールアドレス宛、送信してください。日程を調整した上で対応します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 提出された書評について評価します。 |
平常点 | 60 | 内訳は、授業への参加(30%)、授業の準備や議論への参与(30%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下のテキストを講読します。
上野千鶴子, 2009『家父長制と資本制 : マルクス主義フェミニズムの地平』岩波書店(岩波現代文庫)。
岡野八代.2024『ケアの倫理』岩波書店(岩波新書)。