シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究4(政治思想史) | 2024 | 後期 | 月6 | 法学研究科博士課程後期課程 | 青木 裕子 | アオキ ヒロコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-107L
履修条件・関連科目等
「特殊研究3(政治思想史)」を併せて受講することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業の目的はリベラル・デモクラシーのあり方について考えることにあり、この目的のために「コモン・センス(常識)」概念を軸とした思想に着目し、「コモン・センスの政治思想史」と呼べるものがどのように展開されてきたか探求します。具体的には、この授業ではリード、ビーティ、ファーガスン、ウィザースプーン、アーレントの著作を二次文献とともに検討します。受講生は資料を精読し議論することで、明確に理解し説明し自分なりの解釈を加える力を高めます。また、各受講生がこの授業で取り上げることの中から特に興味のあることを深く掘り下げて勉強できるように発表の機会を設けます。
科目目的
この授業の目的はリベラル・デモクラシーのあり方について考えることにあり、この目的のために「コモン・センス(常識)」概念を軸とした思想に着目し、「コモン・センスの政治思想史」と呼べるものがどのように展開されてきたか探求します。具体的には、リード、ビーティ、ファーガスン、ウィザースプーン、アーレントの著作を二次文献とともに検討します。受講生は資料を精読し議論することで、明確に理解し説明し自分なりの解釈を加える力を高めます。
到達目標
この授業の目的はリベラル・デモクラシーのあり方について考えることにあり、この目的のために「コモン・センス(常識)」概念を軸とした思想に着目し、「コモン・センスの政治思想史」と呼べるものがどのように展開されてきたか探求します。具体的には、リード、ビーティ、ファーガスン、ウィザースプーン、アーレントの著作を二次文献とともに検討します。受講生は資料を精読し議論することで、明確に理解し説明し自分なりの解釈を加える力を高めます。
授業計画と内容
1.この授業について
2.アダム・ファーガスンの著作の検討1
3.アダム・ファーガスンの著作の検討2
4.アダム・ファーガスンの著作の検討3
5.アダム・ファーガスンの著作の検討4
6.アダム・ファーガスンの著作の検討5
7.ハンナ・アーレントの著作の検討1
8.ハンナ・アーレントの著作の検討2
9.ハンナ・アーレントの著作の検討3
10.ハンナ・アーレントの著作の検討4
11.ハンナ・アーレントの著作の検討5
12.ハンナ・アーレントの著作の検討6
13.リベラル・デモクラシーの発展を考える上でコモン・センス概念を軸とした思想の有為性について議論
14.総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定したテキストのわからないところをよく調べて、ノートにまとめて授業に臨み、復習する時もノートにまとめること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | レポート課題 |
平常点 | 28 | 議論への参加 |
その他 | 32 | プレゼンテーション |
成績評価の方法・基準(備考)
ただし、出席率が70%に満たない場合、あるいは課題を提出しない場合はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Webexを用いたオンライン双方向授業の実施
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
・青木裕子・大谷弘編著(2020)『「常識」によって新たな世界は切り拓けるか』晃洋書房。(ISBN-13: 978-4771032873)
・アダム・ファーガスン(2018)天羽康夫・青木裕子訳『市民社会史論』京都大学学術出版会。
Sophia Rosenfeld (2011) Common Sense: A Political History, MA: Harvard University Press. (ISBN-13: 978-0674057814)
・青木裕子(2010)『アダム・ファーガスンの国家と市民社会』勁草書房。
ハンナ・アーレント (2009)ロナルド・ベイナー編、仲正昌樹訳『カント政治哲学講義録』明月堂書店。(ISBN-13: 978-4903145389)
*その他、資料を適宜配布する。