シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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インターネット文化とサブカルチャー | 2024 | 後期 | 金2 | 国際情報学部 | 岡嶋 裕史 | オカジマ ユウシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-ST3-GL15
履修条件・関連科目等
授業のマテリアルとして、サブカルチャーを取り扱います。
よく知っている必要はありませんが、好きなほうが受講しやすいです。
情報処理技術者試験の受験を推奨します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
技術と社会は深い相互関係によって接続しています。技術をより良く使うために、社会構造の理解は必須です。まず、大きな物語~ポストモダン社会への発展過程について知識を形成しましょう。
仮想化社会の特徴であるスケールフリーやスモールワールドについて学び、その知識を軸になぜ炎上や個人情報漏洩などの問題が生じてしまうのかを考えていきます。みなさんが今後活躍されるビジネスシーンでは、これらの問題を起こさないように業務を設計することが求められます。そのための基盤知識として、AIやメタバースが当たり前になった社会におけるセキュリティや、インターネット文化、サブカルチャー、サイバー空間、インターネットにおける利用者の振る舞いとビジネスモデルについて、理解を深めていきましょう。
科目目的
ネットワーク技術が高度化した結果、ネットワーク上に、現実とリンクしつつも現実とは異なる社会が構築されつつあります。デジタル社会、仮想世界、サイバー空間・・・呼び方は様々ですが、一つの独立した社会です。この社会の特徴について、理解を深めることが目的です。
到達目標
米軍はサイバー空間を陸海空と同等の作戦領域と規定しました。サイバー空間への攻撃には、軍事力を用いて対応する可能性があります。もう少し身近なところでも、現実の店舗での集客と仮想の店舗への集客がカニバリズムを起こしてしまう現象などが観測されています。仮想化社会の特徴を理解して、業務や生活の質を向上させる能力を獲得することが、この科目の到達目標です。
授業計画と内容
第01回 現実と仮想
第02回 インターネット文化の特徴
第03回 サブカルチャー1(大きな物語)
第04回 サブカルチャー2(ポストモダン社会)
第05回 物語消費
第06回 データベース消費
第07回 ネットワークの特徴1:スモールワールド
第08回 ネットワークの特徴2:スケールフリー
第09回 ネット炎上のプロセスを考える
第10回 メタバース
第11回 Web3
第12回 情報セキュリティ(すべての行動の可視化と対策技術)
第13回 監視社会とユーザビリティ
第14回 総括・まとめ:仮想化された社会で顕在化する問題点
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習・復習は、テキストをベースに必ず行ってください。受講人数にもよりますが、調査と発表をしていただく可能性もあります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 授業で学んだ内容を理解できているかを確認いたします。CBTによる論述式のテストです。 |
成績評価の方法・基準(備考)
感染症等による授業状況の変化で、到達度確認にテスト形式が不適切と判断した場合は、レポート等に切り替える可能性があります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
オンデマンド型の動画資料なども併用する場合があります。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
株式会社富士総合研究所、基幹ネットワーク担当、1999年4月~2002年3月勤務
各種出版社からの刊行物200冊以上
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業と連携したサブカルチャー利用ビジネスの成果物を使って、授業を行います。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
岡嶋 裕史『インターネットというリアル』ミネルヴァ書房、2021年
ISBN: 978-4-623-09176-8
【参考文献】
岡嶋 裕史『Web3とは何か』光文社、2023年
岡嶋 裕史『メタバースとは何か』光文社、2022年
岡嶋 裕史『思考からの逃走』日本経済新聞出版社、2021年、ISBN: 978-4-532-17697-6
その他特記事項
参考URL
http://researchers.chuo-u.ac.jp/Profiles/4/0000383/profile.html