シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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異文化間コミュニケーション論 | 2024 | 前期 | 金4 | 国際情報学部 | 加藤 久典 | カトウ ヒサノリ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-ST3-GL13
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、グローバル化する世界において異なった文化がそれぞれどのように存在し、またどのように相互に影響を与えるのかという命題に焦点を当て、多文化共生の可能性について探る。具体的には、宗教や慣習を題材に歴史上、又は現在見られる異文化の交流について検証しながら、今後の世界の在り方について新たな視座を構築することを目指す。講義ではフィールドにおいて得られた多くの事例を示しながら、学生がより具体的な異文化の交流に関するイメージを創出し、またその実践に必要なシステムや思想についての理解を深められるように努力する。本講義は、教員による事例や理論に提示のほかに、学生間のディスカッションやディベートなども導入して行う。
科目目的
この科目は、国際情報学部が学位授与の方針で示す「国際的価値観」の習得を目指し、国際社会における人類の共存について考察を深めることを目的とする。また、異なる文化がどのように交わり、現実の社会に影響を与えているのかについて具体的な知見を得ることも目的とする。
到達目標
この科目の目標は、学生が異文化の成り立ちや発展を知ることにより、現在世界で起きている国家や宗教、個人間の対立の現状について考察し、その解決をもたらす方策を探求する能力を身に着けることである。具体的には、文化の形成にかかわる諸要素、宗教の文化における役割、宗教観による文化的対立などについての知見を得ることとする。
授業計画と内容
第01回 講義概要の説明と異文化の概念について
第02回 「文化」の本質的理解:その定義と理論
第03回 「文化」の派生と発展
第04回 文化的特徴の分析
第05回 衝突する価値観と社会問題
第06回 自文化中心主義と世界
第07回 異文化の交流事例:モンゴルと明
第08回 異文化の交流事例;イスラームと非イスラームの邂逅と問題
第09回 異文化の交流事例:人々を駆り立てた宗教
第10回 異文化の交流事例:マラッカのメッセージ
第11回 異文化としてのキリスト教:迫害の歴史から読み解く
第12回 社会的少数派と文化
第13回 自己優越性と異文化理解
第14回 総括:異文化コミュニケーションの意義と可能性
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 講義内容を正しく理解し、事実をもとに正確な知識を得ていること |
平常点 | 30 | 積極的に講義に参加し、議論や討論にもかかわること |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:特に指定しない。資料は講義時に必要に応じて配布します
参考書:「インドネシア~世界最大のムスリムの国」(ちくま新書)
その他特記事項
積極的に講義に取り組んで下さい。