シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治学/政治入門 | 2024 | 前期 | 金2 | 国際情報学部 | 正田 浩由 | ショウダ ヒロヨシ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-PS1-LA01
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
世界では日々様々なことが起きている。日本の外交に関して言えば、日中・日韓関係の緊張や、沖縄の米軍基地問題解決に向けての動きの停滞(日米関係)。
民主主義を否定する動きも世界各地で目立っている。例えば、香港では民主派が弾圧され、アメリカでは前大統領が自身に都合の悪い選挙結果を根拠なく否定するにとどまらず、彼の支持者が大統領選の結果を覆すべく議会に突入するという前代未聞の事態が生じた。
残念ながら日本も同様である。政府による公文書改竄や議会軽視の態度、そして国会議員の特定団体との癒着などが記憶に新しい。
最近ではロシアがウクライナに侵攻し、多くの市民が犠牲になっている。にもかかわらず、世界は戦争を止められずにいる。
このようなことは何故起きているのか。そして、これらに対して我々はどのように考え行動すべきなのか。
内外の政治に対して関心を持たない人が増えているように思われるが、政治は我々の生活そのものであり、無関心でいて良いものでは決してない。
本講義は現在国内外で起こっていることを身近な問題として常に念頭に置きつつ、政治について考察する。その際、歴史学・政治史的観点から受講生に講義を行う。
科目目的
この科目での学習を通じて、学生が国内外の政治に対する認識を深めると共に、政治に対する基礎的な知識を習得することを目的とする。
到達目標
世界の中の日本という感覚を常に持つことができるようになり、国内外の政治を自分自身の問題として主体的に考えられるようになること。さらには諸問題の起源を探ることで、それら全体を見通せるようになること。
授業計画と内容
第1回 : ガイダンス:政治学とはどのような学問か
第2回 : 民主主義
第3回 : バランス・オブ・パワー(国際連盟以前)
第4回 : 集団安全保障体制(国際連盟・国際連合)とキビタス・マキシマ
第5回 : 資本主義と第二次世界大戦
第6回 : 日本の国際社会復帰
第7回 : EUの誕生
第8回 : 世界の中の日本①:天皇制国家
第9回 : 世界の中の日本②:政治の貧困が何をもたらしたのか
第10回: 日韓関係①:日韓併合
第11回: 日韓関係②:韓国の民主化と日本
第12回: 中心と周縁
第13回: これからの日本の政治・外交はどうあるべきか
第14回: 総括・まとめ:これまで見てきた政治学について
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前の準備としては、シラバスの授業計画から関係のありそうな事柄を図書館などで調べてください。
授業後については、ご自身が関心を抱いた事柄を中心に、配布したレジュメや講義中に紹介した参考文献などを参考にしながら、図書館などで調べてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 90 | 講義内容を理解した上で、問題に真摯に答えられているかどうかで評価します。 |
平常点 | 10 | 授業への参加・受講態度の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
欠席は5回まで認めます。6回以上欠席した場合、E判定となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に指定しない。
毎回レジュメを配布する。
参考文献は授業内で適宜紹介する。
その他特記事項
出来れば新聞に目を通すようにしてください。
参考URL
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