シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
政治思想史特講1(D) | 2024 | 前期 | 木6 | 法学研究科博士課程前期課程 | 青木 裕子 | アオキ ヒロコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PS5-705L
履修条件・関連科目等
政治思想史特講2(D)を併せて受講することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業「政治思想史特講2(D)」では、イギリス啓蒙思想の政治思想史上の意義について考察します。大陸の啓蒙思想と比べて、イギリス啓蒙思想にはどのような特徴があるのか、また、イギリス啓蒙思想がどのように後世に、特にアメリカに引き継がれていったのか考え、ます。授業では、イギリス啓蒙思想を代表する思想家と著作を取り上げ、その思想家がテーマとしたことを時代背景と共に探求します。受講生は、興味のあるテーマや思想家について深く掘り下げるように文献を吟味し、議論し、口頭でのプレゼンテーション発表をする他、課題を提出します。
科目目的
この授業の目的は、フランスやドイツなどの大陸の啓蒙思想と比べて、イギリス啓蒙思想にはどのような特徴があるのか、また、イギリス啓蒙思想はどのように後世に引き継がれていったのか考え、イギリス啓蒙思想の意義について考えることにあります。また、啓蒙思想とは何なのか、今日の私達の世界が抱える問題との関係性や意義を問うことも目的です。この目的のために、イギリス啓蒙思想を代表する思想家と著作を二次文献とともに取り上げ、その思想家がテーマとしたことを探求します。受講生は、興味のあるテーマや思想家について深く掘り下げるように、発表をする他、課題を提出します。
到達目標
この授業の到達目標は、イギリス啓蒙思想の特徴を主な思想家ごとに理解し、また、どのような形で後世に引き継がれていったのか考えを深めていくことにあります。
授業計画と内容
1.この授業について
2.イギリス啓蒙思想の特徴
3.フランス啓蒙思想の特徴
4.フランス革命に対する評価
5.名誉革命に対する評価
6.マンデヴィルの思想について
7.ホッブズの思想について
8.ロックの思想について
9.シャフツベリの思想について
10.ハチスンの思想について
11.ヒュームの思想について
12.スミスの思想について
13.ファーガスンの思想について
14.スコットランド啓蒙思想について
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定したテキストのわからないところをよく調べて、ノートにまとめて授業に臨み、復習する時もノートにまとめること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 40 | レポート課題 |
平常点 | 28 | 議論への参加など |
その他 | 32 | プレゼンテーション |
成績評価の方法・基準(備考)
ただし、出席率が70%に満たない場合、あるいは課題を提出しない場合は不合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Webexを用いたオンライン双方向授業も実施する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
・柘植 尚則 (2009)『イギリスのモラリストたち』研究社。(ISBN-10: 4327481548)
・青木裕子(2010)『アダム・ファーガスンの国家と市民社会』勁草書房。
・アダム・ファーガスン(2018)天羽康夫・青木裕子訳『市民社会史論』京都大学学術出版会。
*その他資料を適宜配布する。
参考文献:
・川崎修・杉田敦編著(2012)『現代政治理論 新版』有斐閣。(ISBN-13: 978-4641124547)
・日本18世紀学会編(2023)『啓蒙思想の百科事典』丸善出版。(ISBN-13: 978-4-621-30785-4)