シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治学特講1(A) | 2024 | 前期 | 木3 | 法学研究科博士課程前期課程 | 中島 康予 | ナカジマ ヤスヨ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PS5-701L
履修条件・関連科目等
履修条件は特に定めません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今日の資本制社会の実相を、差別・不平等をうむグローバルな構造に着目して考察します。
科目目的
政治学を含む社会科学や人文科学のパラダイムシフトの可能性について、さまざまな差別主義という視座から迫った研究に依拠して考察することを目的とします。
到達目標
受講生が、差別主義に関する政治学を含む社会科学の諸理論に依拠して、今日の資本制の諸相・実相を考察することができるようになることをめざします。
授業計画と内容
概ね以下のような日程で授業を進めます。
第1回 課題の整理と共有 『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』序章
第2回 第1章 雑食
第3回 第2章 飽くなき貪欲
第4回 第3章 ケアの大喰らい
第5回 第4章 吞み込まれた自然
第6回 第5章 民主主義を解体する
第7回 第6章 思考の果て
第8回 終章 マクロファージ
『差別と資本主義』
第9回 人種差別の測定と差別の解消
第10回 キャンセルカルチャー
第11回 ゼムールの言語
第12回 資本の野蛮化
第13回 訳者序文・訳者解説
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・毎回授業の前にテキストを予め講読し、その概要を理解した上で、授業中に議論すべき論題を必ず準備してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 書評に基づき評価します。 |
平常点 | 60 | 内訳は、授業への参加(30%)、授業の準備や授業中の議論への参与(30%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
・授業時間外に指導を受けたり、質問をしたい場合は、授業時間中に申し出るか、その旨記したメールを、公開しているメールアドレス宛、送信してください。日程を調整した上で対応します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下のテキストを講読します。
ナンシー・フレイザー(江口泰子訳)2023『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』筑摩書房。
トマ・ピケティほか(尾上修悟ほか訳)2023『差別と資本主義』明石書店。