シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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会計情報システム論Ⅱ | 2024 | 後期 | 月4 | 商学研究科博士課程前期課程 | 櫻井 康弘 | サクライ ヤスヒロ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-AU5-216L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
各企業で構築される会計情報システムは,基本的には適用される情報技術の水準の相違によって分類することができます。しかし,今日の会計情報システムを説明するためには,情報技術の水準だけを考慮するだけでは不十分で企業の組織特性についても考慮する必要性があります。本授業では,近年の会計情報システムの動向について考察していきます。授業では,それらの文献を,担当者が報告し,受講者全員で討論する形で進めて理解を深めていきます。
科目目的
● この科目は,カリキュラム上の講義科目(会計学)として位置付けられていることから,この科目での学習を通じて,院生が会計と情報システムに対する認識を深めるとともに,会計情報システムに対する基礎的な知識を習得することを目的としています。
● 具体的には,企業では情報技術をどのように会計に適用しているのか,情報技術の適用水準が会計情報システムの構築と運用にどのような影響を及ぼしているのか,会計情報システムが有効に機能するためにはどのような要件があるのかを学ぶことを目的としています。
到達目標
この科目では,以下を到達目標とします。
● 会計情報システムと情報技術との関係を説明することができるようになること。
● 会計情報システムの経営管理および経営組織との関係を説明することができるようになること。
● 会計情報システムの今日的な課題を説明することができるようになること。
授業計画と内容
(1)ガイダンス:会計情報システムの概要
(2)会計情報システムのフレームワーク
(3)取引処理のコンピュータ化
(4)会計情報システムの変遷
(5)会計情報システムの現状
(6)会計情報システムの発展説
(7)会計情報システムの形態
(8)企業における会計情報システムの実態
(9)会計情報システムと統制情報
(10)会計情報システムと計画情報
(11)会計情報システムと組織特性との適合性
(12)会計情報システムと技術的機能性と組織業績
(13)会計情報システムと技術的な動向
(14)総括・まとめ:会計情報システムの今日的な課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 会計と情報システムの関係についての基礎知識を理解したうえで,会計情報システムと組織特性との関係について説明できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 60 | 課題報告状況を含む授業への参加・貢献度,受講態度(意見の表明,他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
次の文献を主に取り上げます。その他は適宜指示します。
根本光明監修『会計情報システム』創成社。
Hall J A, Introduction to Accounting Information Systems,8th ed,SOUTH-WESTERN,2013.