シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国文学作家作品研究(2)A | 2025 | 前期 | 月2 | 文学部 | 山下 真史 | ヤマシタ マサフミ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL3-A403
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
森鴎外は、明治22年にドイツから帰国して以後、小説、詩歌、評論と幅広い分野で、精力的な活動を始めましたが、明治末に「雁」を書いて以後は、現代小説を離れ、歴史小説、史伝を書いていくことになりました。この授業では、鴎外の晩年(大正期)の歴史小説を典拠と比較しながら読み解いていきます。「山椒大夫」「高瀬舟」「阿部一族」などの著名な作品を取り上げ、その手法、それぞれの作品のモチーフを探っていきます。
科目目的
近現代文学の研究は、個々の作品の読みを深め、同時代との関係を見極め、文学史を構築することが大きな目標であると考えます。鴎外は、日本の近代文学の礎を作った一人で、明治期の活動は近代文学が形作られていく過程と密接していますが、大正期に入ると、現代小説への関心を失っていきます。鴎外の歴史小説は、現代小説から史伝に移る間に位置するものですが、この授業では、鴎外の文学活動、典拠と比較しながら作品を解釈する方法、小説ジャンルについての理解を深めることなどを目的とします。
到達目標
歴史小説は、芥川龍之介や中島敦などでも有名ですが、戦後も書き続けられ、現代に至っても人気のジャンルです。大河ドラマなども広い意味で歴史小説の一つと捉えることも出来ます。資料を基にどう書き換えていくかは、作家それぞれに個性の出るところです。鴎外の歴史小説を読みながら、作家の文学観、資料との比較検討の仕方、作家の意図の読み取り方などについての知識と技能を身につけることが目標です。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス 歴史小説というジャンルについて
第2回 森鴎外の人となりと作品
第3回 「山椒大夫」について
第4回 「じいさんばあさん」について
第5回 「最後の一句」について
第6回 「高瀬舟」について
第7回 「魚玄機」について
第8回 「寒山拾得」「寒山拾得縁起」について
第9回 「興津弥五右衛門の遺書」について
第10回 「阿部一族」の典拠について
第11回 「阿部一族」の解釈について
第12回 芥川龍之介、中島敦の歴史小説との比較
第13回 到達度確認
第14回 鴎外と歴史小説についてのまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 時間を限って試験を行い、知識が身についたかどうかを評価します。 |
レポート | 20 | 2、3回程度、ショートレポートの提出を求める予定です。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは森鴎外『山椒大夫・高瀬舟・阿部一族』(2012年、角川文庫)を用います。
その他の作品は、必要に応じてプリントを配布します。