シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国語学概論A | 2025 | 前期 | 水4 | 文学部 | 藤原 浩史 | フジワラ ヒロフミ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JA1-A101
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1. 導入として、「言語」について論ずる。言語が「意味」と「形式」の対応をもち、「体系」を有することによって成り立つということを解説する。
2. 言語の「形式」である「音韻」の体系を講ずる。現実の「音」と言語形式としての「音」の差違、日本語の音韻の特徴を説明する。また、これによって生ずる語彙的性質にも言及する。
3. 言語形式をうつす「文字」について解説する。
4. 基本的に、現代日本語(標準語・共通語)を対象とする。
5. 授業は講義形式で行うが、質疑応答を取り入れる。
科目目的
日本語の言語学的な基礎を学ぶ。国語学概論Aでは、主として、日本語の音韻構造と音声、そして、文字のしくみを学習する。
到達目標
日本語の音韻構造の特徴を学び、言語の心理的な形式と物理的な形式の二重性を理解する。また、言語と文字の関係性を理解する。
授業計画と内容
1. 国語学とは?
2. 言語の基礎
3. 音韻論と音声学
4. 母音の音素と音声
5. 子音の音素と音声
6. 日本語の音素と音声(1)-ア行~ダ行
7. 日本語の音素と音声(2)-ナ行~ハ行
8. 日本語の音素と音声(3)-マ行~ワ行・拗音・外来音
9. 拍と音節
10. 特殊拍-撥音・促音・長音
11. 日本語のアクセント
12. 文字とは?
13. 日本語の文字の歴史-漢字、仮名、ローマ字-
14. まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 客観式試験 |
平常点 | 30 | 小レポート |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
国語科教員
国立国語研究所国語辞典編集室研究員
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
本授業は教職科目(国語)である。
国語科における音声教育・文字教育の基礎を教授する。
また、日本語の記述方法(説明方式)について、科学的な方法論を教授する。
テキスト・参考文献等
【使用テキスト】
佐藤武義(編著) 『展望 現代の日本語』 白帝社
その他特記事項
本授業は教職科目(国語)である。
国語科における音声教育・文字教育の基礎を教授する。
また、日本語の記述方法(説明方式)について、科学的な方法論を教授する。