シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ(社会思想史) | 2024 | 後期 | 金1 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 八田 幸二 | ハッタ コウジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-OM5-204S
履修条件・関連科目等
この授業の履修には、前期科目「社会思想史Ⅰ」と後期科目「社会思想史Ⅱ」を併せて履修することが求められます。なお、この授業の履修は、社会思想史や経済学史に関する学部程度の知識を有していること、そして、英語やドイツ語といった外国語で書かれた文献を読みこなすための基礎的な語学力を有していることを条件とします。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、まず、イギリスを中心に据えた西洋の社会・経済思想史について学んでいきます。 そして、修士論文に向けた課題設定に取り組んでいきます。
科目目的
この授業では、2年次における修士論文の執筆を視野に入れながら、イギリスを中心に据えた西洋の社会・経済思想史を研究するための基礎を確実に身につけ、イギリスを中心とした西洋の社会・経済思想史、特にスミスからまでのスペンサーの社会・経済思想史の概略を理解することが科目目的になります。
到達目標
この授業では、イギリスを中心に据えた西洋の社会・経済思想史を研究するための基礎を確実に身につけ、イギリスを中心とした西洋の社会・経済思想史、特にスミスからスペンサーまでの社会・経済思想史の概略について、その内容や形成過程などを含めて他者に説明できるようになることを到達目標とします。
授業計画と内容
この授業では、以下の項目について学んでいきます(ただし、授業の進度などによって若干の内容の変更はあり得ます)。
1.ガイダンス
2.A.スミスの同感理論
3.『国富論』における経済理論
4.『国富論』における経済政策論
5.A.スミスの道徳哲学と経済学との関係
6.D.リカードの経済思想
7.T.R.マルサスの経済思想
8.J.ベンサムによる功利主義哲学の確立
9.J.ベンサム功利主義の政策的展開
10.J.S.ミルによる功利主義哲学の修正
11.J.S.ミルの自由論と代議制統治論
12.T.H.グリーンの倫理思想と自由主義
13.H.スペンサーの社会進化論と自由主義
14.総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習として、次回の授業時に検討するテキストの箇所を必ず読んで授業に参加してください。また、復習として、必ず前回の授業において議論した内容を再確認してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | この授業で扱った内容に関する基礎知識を理解したうえで、レポート課題について自分なりの観点を交えて論述しているかどうかを評価の基準とします。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を評価基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
レジュメ等を配布予定。必要に応じて参考文献等を指示します。
その他特記事項
この授業は輪読形式で行なわれますので、やむを得ない場合を除いて欠席はしないようにしてください。