シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎セミナー(金融学) | 2024 | 前期 | 火1 | 商学研究科博士課程前期課程 | 小野 有人 | オノ アリト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-OM5-001L
履修条件・関連科目等
・初年度受講を想定しているため、開始時までに学習していることが望ましい科目はない。
・並行して、金融学分野の科目を受講することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
・大学院商学研究科・金融学系の基礎セミナー科目として、博士前期課程2年間の金融学系の科目履修と修士論文作成に必要な金融理論の知識の習得を目指す。
・学部レベルの金融の知識(例えば中央大学商学部金融学科の必修科目群)の内容を基礎として経済学・経営学系大学院の1年次の金融・ファイナンス分野の標準的テキストを用いて、適宜、テキストの内容を基礎づける学術論文を参照して講義を行う。
科目目的
・本科目は、中央大学大学院商学研究科・金融学系の「基礎セミナー」であり、金融学系に所属する専任教員の指導を受ける博士前期課程の学生にとっての基幹科目として位置づけられる。
・本科目の履修を通じて、コーポレートファイナンス、インベストメント、保険・リスクマネジメント、バンキング、金融システム、数理ファイナンスなどの、より応用的な金融分野の内容を扱う金融学系科目群の履修の前提となる知識の獲得を目指す。
到達目標
・本科目の到達目標は、受講生が下記の論点について理解し、金融分野に関する研究を行うための基礎的な能力を修得することである。
(1)確定利付証券の価格付けと金利の期間構造
(2)債券市場、株式市場、外国為替市場の概要
(3)金融機関の種類と機能、リスク管理
(4)先渡契約、先物契約、ヘッジ
授業計画と内容
1. An Overview of the Financial System (Chapter 2)
2. Interest rates and valuation (1) (Chapter 3, pp. 77–91)
3. Interest rates and valuation (2) (Chapter 3, pp. 91–102)
4. Models of asset pricing (Chapter 4)
5. Risk and term structure of interest rates (Chapter 5)
6. Bond market (Chapter 12)
7. Stock market (Chapter 13)
8. Foreign Exchange Market (Chapter 15)
9. Why financial institutions exist (Chapter 7)
10. Banking (Chapter 17)
11. Investment banks, securities brokers and dealers, and venture capital firms (Chapter 22)
12. Risk management in financial institutions (Chapter 23)
13. Financial derivatives (Chapter 24)
14. Term-end summary: What to study next?
※カッコ内の章はテキストの該当章を示す。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の授業の終わりに、講義内容の理解力を測るための小テスト(オンライン)を実施する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 中間(第1回~第8回講義内容)(40%)と期末(第9回~第13回)(40%)の2回のレポートを課す。金融理論の基本的な論点についての概念把握と計算問題が適切に解答できるかどうかを評価する。 |
平常点 | 20 | 講義後に小テストを課す。適切に解答できるかどうかを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
Mishkin, Frederic S., and Stanley Eakins (2023), Financial Markets and Institutions, 10th edition, Global edition, Pearson, ISBN: 978-1292459547