シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
会計学原理Ⅰ | 2024 | 前期 | 木4 | 商学研究科博士課程前期課程 | 浅倉 和俊 | アサクラ カズトシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-AU5-201L
履修条件・関連科目等
学部レベルの財務会計論・簿記論の知識が必要です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
受講生がテキスト「会計の意味論」について順番に発表しながら、受講者全員で、複式簿記の計算構造の意味論について理解を深め、議論していきたいと思います。
科目目的
会計(簿記)はビジネスの言語であるとよく言われます。これは比喩的に言われることが多く、これがどのような意味を持つかを理解することは簡単なことではありません。本講義では、「会計の意味論」を読みながら、言語的アプローチを理解し、複式簿記システムの理解を深め、それをマクロ会計へ適用する方策を探っていく。
到達目標
受講生には、簿記の仕訳の深層にある仕組みや潜在的な財務諸表のあり方を知り、さらにミクロ会計からマクロ会計にまで視野を広げることによって、商学または学部の財務会計を超えたより深い財務会計の知見を修得してもらいます。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 「複式簿記の意味論 」:前半
第3回 「複式簿記の意味論 」:後半
第4回 「純資産概念の意味するもの」
第5回 「 資産負債アプローチの純資産概念」:前半
第6回 「資産負債アプローチの純資産概念」:後半
第7回 「純利益と包括利益」:前半
第8回 「純利益と包括利益」:後半
第9回 「会計取引と勘定構造」:前半
第10回 「会計取引と勘定構造」:後半
第11回 「キャッシュ・フロー計算書の意味」:前半
第12回 「キャッシュ・フロー計算書の意味」:後半
第13回 「ミクロ会計とマクロ会計」:前半
第14回 「ミクロ会計とマクロ会計」:後半
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
①テキストについて、発表者はレジュメを用意し、そのレジュメを用い、わかりやすく説明できるように準備をする。その際には、理解できた点と理解できない点を区別し、さらには、自分の意見を発表できるようにする。発表者以外の受講生も、発表者と議論できるように熟読しておく。
②言語的アプローチに関心を持つ学生は、参考文献 『会計言語の構造』も熟読してくること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 30 | 授業で学んだこと、それについての自分の意見を期末にレポートにまとめ、提出します。このレポートを評価します。 |
平常点 | 70 | 持ち回りでは発表します。その時のレジュメ(発表者)、質疑応答(全員)などの授業への取り組み態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
田中茂次『会計の意味論』2018年、中央大学出版部
参考文献
田中茂次 『会計言語の構造』森山書店