シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Seminar(1) | 2025 | 前期 | 水3 | 文学部 | 大田 美和 | オオタ ミワ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX2-B105
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、シャーロット・ブロンテの小説『ジェイン・エア』を原書で名場面を中心に読みます。毎回あらかじめ決められた複数の発表者が、割り当てられた部分について、精読と分析と問題提起を行い、全員で議論します。
科目目的
作品の精読を通じて、文学批評の基本姿勢を身につける。自ら立てた問いについて、テクストや先行研究を参照しながら論証を行い、発表やレポートを通じて論理的に説明する力を習得する。
到達目標
小説を分析する力を身につける。他の参加者との意見交換を通じて作品を複眼的に分析できる。自分なりの問いを立て、論理的に検証・説明できる。
授業計画と内容
以下はあくまで目安です。実際の進め方は初回授業で提示します。
第1回 Jane Eyre 冒頭、幼児虐待、シンデレラ、文学によるエンパワメント
第2回 Jane Eyre 学校時代 メンターと親友、信仰、感染症と文学
第3回 Jane Eyre フェミニスト宣言、チャーティスト運動
第4回 Jane Eyre ガヴァネス、婚外子と上流社会
第5回 Jane Eyre 英国の初夏 文学と愛国
第6回 Jane Eyre 求婚の場面、ジョン・キーツの夜鶯、文学における自然、気象
第7回 Jane Eyre アラビアン・ナイトとヨーロッパ文学
第8回 Jane Eyre 西インド諸島と英国、女性の欲望と純潔
第9回 Jane Eyre 逃亡、放浪
第10回 Jane Eyre シスターフッド、階級意識、初等教育
第11回 Jane Eyre 英国とインド
第12回 Jane Eyre テレパシー、カクテル・パーティ効果
第13回 Jane Eyre ケアと結婚
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | テーマに沿って、引用を用いながら、作品を論理的に分析できる。 |
平常点 | 50 | 発表とディスカッションへの参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
5回以上の欠席は不可となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
Charlotte Brontë, Jane Eyre. Edited by Margaret Smith. Oxford UP, 2019. ISBN : 9780198804970
<参考資料>
授業で適宜紹介します。