シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ(原価計算論) | 2024 | 通年 | 金5 | 商学研究科博士課程前期課程 | 福島 一矩 | フクシマ カヅノリ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM5-701L
履修条件・関連科目等
管理会計に関する基本的な知識を持っていることを前提とします。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では修士論文の執筆にむけて,マネジメント・コントロール,コストマネジメントといった管理会計に係わる文献を読み解けるようになることを目指します。そのために,前半では近年の研究成果を踏まえた管理会計のテキストを読みながら全体像の理解したうえで,後半では履修者の関心があるテーマについて,基本となる概念の理解,その概念を用いた論文のレビュー,概念の貢献と限界の検討を行っていきます。
科目目的
管理会計に関する文献を読み解くための力を身につけることを目的とします。
到達目標
管理会計に関する文献を読み解けるようになることを目標とします。
授業計画と内容
前期(第1回から第14回),後期(第15回から第28回)で管理会計,マネジメント・コントロールに関するテキストを読み進めていきます。
〔前期〕
第1回 イントロダクション
第2回 コストマネジメントの概要(Chap. 1)
第3回 原価計算システムの概要(Chap. 2)
第4回 コストビヘイビアの考え方(Chap. 3)
第5回 ABC(Chap. 4)
第6回 ABM(Chap. 5)
第7回 品質コストマネジメント(Chap. 6)
第8回 コスト情報と意思決定(1):短期的意思決定(Chap. 7)
第9回 コスト情報と意思決定(2):投資プロジェクトの意思決定(Chap. 8)
第10回 予算管理(Chap. 9)
第11回 原価差異の測定と管理(Chap. 13)
第12回 分権化組織の業績評価(Chap. 14)
第13回 バランスト・スコアカード(Chap. 16)
第14回 まとめ
〔後期〕
第1回 イントロダクション
第2回 マネジメント・コントロールの概要(Chap. 1)
第3回 マネジメント・コントロールの構成要素(1):結果によるコントロール(Chap. 2)
第4回 マネジメント・コントロールの構成要素(2):行動によるコントロール(Chap. 3)
第5回 マネジメント・コントロールの構成要素(3):コントロールの厳格度(Chap. 4)
第6回 マネジメント・コントロールの構成要素(4):コントロールシステムの費用(Chap. 5)
第7回 マネジメント・コントロールの構成要素(5):コントロールシステムの設計(Chap. 6)
第8回 マネジメント・コントロール・システム(1):責任センター(Chap. 7)
第9回 マネジメント・コントロール・システム(2):計画と予算(Chap. 8)
第10回 マネジメント・コントロール・システム(3):インセンティブ・システム(Chap. 9)
第11回 業績評価とマネジメント・コントロール(1):財務業績の評価(Chap. 10)
第12回 業績評価とマネジメント・コントロール(2):財務業績の問題点(Chap. 11)
第13回 業績評価とマネジメント・コントロール(3):管理可能性原則(Chap. 12)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業は履修者が準備した報告資料に基づいて進めていきます。報告の有無に関わらず,すべての履修者がテキストの指定箇所を読んだうえで授業に参加してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 報告資料の内容(事前課題への取り組み) |
平常点 | 40 | 授業中のディスカッションへの参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
前期 Wouter, M., Selto, F., HIlton, R., and M. Maher. 2012. Cost Management: Starategies for Busuiness Decision, International edition. McGraw-Hill Education.
後期 Merchant, K.A. and W.A. Van der Stede. 2013. Management Control Systems: Performance Measurement, Evaluation and Incentives, 5th edition. Pearson.
(履修者の予備知識,興味・関心に応じて適宜テキストを変更することがあります)
参考文献
必要に応じて適宜紹介します