シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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インターンシップ(美術館実務研修) | 2024 | 通年 | 他 | 文学研究科博士課程前期課程 | 泉 美知子 | イズミ ミチコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-TR5-001P
履修条件・関連科目等
履修希望者を対象に履修ガイダンスを実施します。履修希望者は必ず参加してください。
「2024年4月1日 12:00~13:00 (3号館5階仏文演習室)」
学芸員資格取得者又は取得中の者。なお「インターンシップ(博物館実務研修)」を履修した者は履修できません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
あらかじめ担当教員より単位修得にふさわしいと認められたインターンシッププログラム(実務研修)に参加し、その研修内容に関する報告書等に基づき適切な成果があがっていると判断される場合に、単位認定を行います。
科目目的
大学院で学んだ専門知識を博物館、美術館の現場で活用することで、その知識の高度化と研究内容の深化を図り、また、実務研修を通じて将来の進路を考える機会とすることを目的とします。
到達目標
大学院における文献を中心とする高度な研究と、その社会との接点としての美術館における業務内容との関係性を、現場で具体的に理解して、高度に専門的な職業人としての基礎を形成することを目標とします。
授業計画と内容
研修先への応募から、履修登録、研修、単位認定の流れは次のとおりです。
1)文学研究科により履修にふさわしいと認められたインターンシップに各自で応募します。
2)受け入れが決まった場合に、大学院事務室にインターンシップ計画書を提出します。
3)担当教員が、計画書に基づき履修の可否を判断し、必要な指導を行います。
4)研修を行います。
5)研修終了後、原則として2週間以内に、研修先の講評と実施報告書を添えて、単位認定申請を行ってください。
6)担当教員が、報告書に基づき成績評価を行います。
各授業回の内容は、研修先から指示されます。
なお、
①インターンとしての採否は各美術館が決定します。応募者の専門等の理由により採用されない場合もあります。また、大学でインターンシップ先との仲介は行いません。他のインターンシップ先の紹介も行いません。
②「インターンシップ計画書には、具体的な「研修内容・スケジュール」がわかる資料を添付する必要があります。また、「インターンシップ計画書」には指導教員の承認が必要なので、指導教員とは応募前から計画の相談を必ずしておいてください。
③単位認定の申請には、研修先から「研修の内容と時間の証明」、「講評」をもらうことが必要です。
④研修時間は、延べ60時間以上必要です。研修を理由に授業を公欠扱いすることはしません。
⑤研修内容と研究テーマを架橋するため、必要に応じ、研修前、研修中、研修後に指導教員の指導を受けてください。
⑥研修中の事故等については、各自の責任において対応してください。また、学研災のインターンシップ保険に加入してください。
⑦各申請書、報告書は、Cplusからダウンロードしてください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
研修開始以前に、および可能な限り研修中も、さまざまな美術館を訪れて各種の企画(講演、ギャラリー・トーク、その他の教育普及企画など)に触れてください。来館者の視点を経験すればするほど、研修は実り豊かなものになるはずです。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 美術館における実地研修が、大学院における研究テーマとどのように結びつき、今後の研究の基礎となる知見となっているかどうかを判断します。 |
その他 | 40 | 美術館における実地研修への積極的で責任ある参加姿勢を中心に判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
研修先の講評(40%)と実施報告書(60%)に基づいて評価します。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
研究指導教員との対面及びメディアを通じた密なやりとりを通じて、美術館における研修内容を捉え返し、研究との接点を発展させます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
他の研修生とのディスカッション、グループワークにより、研修を進めます。その成果をプレゼンテーションします。
また、美術館における研究および教育普及業務に積極的に参加します。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
クラウドサービスを通じた資料共有を活用して、実地研修の効果向上を目指します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
美術館における実務担当者(学芸員またはそれに相当する職務者)が、実地研修における指導を担当します。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
美術館における研究および教育普及業務の経験を生かし、生きた知見の教授と育成を現場で行います。
テキスト・参考文献等
授業で使用するテクストは、研修先から指示または配付されます。
テクストの一例:フィリップ・ヤノウィン『学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ』淡交社
参考文献等については、研修先から指示されます。
その他特記事項
インターンとしての採否は、各美術館が決定します。応募により必ず採用されるわけではないので注意してください。