シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス現代文学演習 A | 2024 | 前期 | 月2 | 文学研究科博士課程前期課程 | 学谷 亮 | ガクタニ リョウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-LT5-305S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
19世紀後半にはじまり、20世紀文学にまで強い影響を与えた文学運動である、象徴主義について学びます。この分野についての定評ある概説書を講読し、象徴主義にかんする基礎知識を身につけるとともに、学術的な文体のフランス語にも慣れていきます。また、象徴主義にかんする特に重要な一次文献の講読にも挑戦します。
各回の発表者による担当部分の訳文と説明をもとに、全員で疑問点を出し合ったり討論したりしながら進めていきます。前期は、象徴主義の歴史にかんする章を主に扱います。
科目目的
学術的文体で書かれたフランス語の文章を丁寧に読み解くことを基本に、象徴主義文学、及びそれに関連する芸術全般についての洞察を深めること。
到達目標
学術的文体で書かれたフランス語の文章を正確に読み解けること。フランス象徴主義について基礎的な知識を得て、自身の研究に応用できること。
授業計画と内容
第1回 授業の主旨、進め方などについて説明
第2回 ヴィクトル・ユゴーの死
第3回 ヴェルレーヌ『呪われた詩人たち』とユイスマンス『さかしま』
第4回 マラルメと火曜会
第5回 1886年という年
第6回 モレアス『象徴主義宣言』
第7回 象徴主義と雑誌
第8回 象徴主義の危機
第9回 モレアスによる象徴主義批判
第10回 ナチュリストによる象徴主義批判
第11回 プルーストとジッド
第12回 ネオ・サンボリスム
第13回 モデルニテ
第14回 総括・まとめ
なお、受講者の関心に応じて一部内容を変更することもありえます
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 授業を十分に理解したうえで、関心をもったことについて自分なりの考察を深めているかどうか。 |
平常点 | 60 | 訳読・発表の内容、授業への参加度などを総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>Jean-Nicolas Illouz, Le Symbolisme, Livre de Poche, 2014(プリントを配布します)
<参考文献>授業の中で適宜紹介していきます。