シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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美術史各論(3)B | 2025 | 後期 | 木5 | 文学部 | 天野 知香 | アマノ チカ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HR2-D456
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
19世紀から20世紀にかけてのフランスを中心に、芸術と装飾をめぐる関係とその諸問題に関して美術史の視点から学びます。産業芸術運動の展開と万国博覧会、西欧の植民地主義を背景とした「プリミティヴィズム 」と装飾、産業芸術から装飾芸術運動への展開、世紀末の装飾芸術振興運動とモダン・アートの展開、20世紀におけるモダニズムの展開と装飾/デザイン、両大戦間における「アール・デコ」、といった論点を中心に取り上げます。
科目目的
自ら学ぶことを目的とします。主体的に問題意識を持って、時代の動向と芸術文化の関わりを理解することを目指します。
到達目標
1. 19世紀から20世紀にかけての産業/装飾芸術をめぐる運動や動向を理解し、同時代の芸術との関係を理解する。
2. 歴史的な展開をたどることで「芸術」や「装飾」の概念の位相を理解する。
3. 自ら主体的に考えて批判的に歴史や文化をとらえる視点を養う。
授業計画と内容
1. イントロダクション:モダン・アートと産業/装飾芸術
2. 19世紀における産業芸術運動の展開
3. 産業芸術運動と「プリミティヴィズム 」
4. 産業芸術から装飾芸術へ
5. 世紀末における装飾芸術振興運動
6. ピュヴィス・ド・シャヴァンヌと壁画の美学
7. ナビ派と装飾芸術
8.「アール・ヌーヴォー」の展開
9. 世紀末芸術の終焉と1910年代の装飾芸術の展開
10. モダニズムとデザイン/装飾
11. 1925年の博覧会と「アール・デコ」
12. 「アール・デコ」の諸相
13. バウハウス
14. 総括:まとめ
*受講生の理解度を重視して進めます。そのため、各回の内容は変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
積極的に学外の美術館や展覧会で授業に関連する時代の作品や資料に触れること。
関連する文献に積極的に目を通すこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | レポート |
平常点 | 50 | 出席・授業参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
個人課題として、学期末のレポートがありますが、毎回の出席して授業を理解することを求めます。能動的に授業に参加するようにしましょう。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間内および授業後に質問に答えます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストはありません。
参考文献は講義中、適宜紹介します。