シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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文化社会学特講A | 2024 | 前期 | 木1 | 文学研究科博士課程前期課程 | 辻 泉 | ツジ イズミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-SC5-301L
履修条件・関連科目等
大学院の特講であるので、受講にあたっては以下の条件を満たすこと。
①メディア論・文化社会学に対する問題関心が高いこと。
②中央大学文学部社会情報学専攻の学士号(またはそれと同等以上の学力)を有すること。
③卒業論文(またはそれに準じる論文など)等によって論理的思考を有することが証明されること。
④外国人留学生については、日本語能力試験N1レベル以上の日本語能力を有すること(日本語を母語とする者はその限りではない)。
※他専攻の院生、留学生などの受講も歓迎いたしますが、受講前に担当者に連絡をして、これらの条件を満たしうるかどうか、履修の許可を得てからにしてください。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
メディア論・文化社会学に関する文献を輪読しながら、それに関わる社会現象を理解するための、理論枠組みを習得することを目指す。
初回に、各回ごとに読む文献および担当者(報告書とコメンテーター)を決め、毎回丁寧に読み進めながら、議論を深める。報告者は当該文献の要約、コメンテーターは難解な語句や議論すべき点、感想などについて、それぞれレジュメを作成してくること。また当然のことながら、それ以外の出席者も、必ず文献を読んできた上で、活発に発言すること。
なお基本的には、上記のような進め方を予定しているが、適宜参加者の要望も取り入れながら、柔軟に対応することも考えている。例えば、希望があれば各自の研究テーマに関するオリジナル報告および議論の機会も、設定することもありうる。また、参加者の問題関心、読解能力から判断して、英語文献の輪読を行い、海外の最新事情に関する論文の輪読を行うこともありうる。
科目目的
メディア論・文化社会学における基礎理論の理解を目的とする。
到達目標
基礎的な理論枠組みを習得した後は、それを元に、実際の現象について、自分なりの分析・知見・意見を持てるようになってほしい。単なる感想ではなく、実証研究による知見に基づく、社会への提言ができるようになってもらいたい。
授業計画と内容
第1回 前期ガイダンス
第2回 出席者のオリジナル研究発表会 (プレゼンテーション、ディスカッション)
第3回 文化社会学入門①:いまなぜ文化社会学か (プレゼンテーション、ディスカッション)
第4回 文化社会学入門②:文化はなぜ楽しいのか (プレゼンテーション、ディスカッション)
第5回 文化社会学入門③:文化とは何か (プレゼンテーション、ディスカッション)
第6回 文化社会学入門④:文化社会学とは何か (プレゼンテーション、ディスカッション)
第7回 文化社会学入門⑤:文化を分析するために (プレゼンテーション、ディスカッション)
第8回 今日の文化①:構造論から比較論へ (プレゼンテーション、ディスカッション)
第9回 今日の文化②:構造論から変動論へ (プレゼンテーション、ディスカッション)
第10回 今日の文化③:社会=超越性の快楽 (プレゼンテーション、ディスカッション)
第11回 今日の文化④:集団=関係性の快楽 (プレゼンテーション、ディスカッション)
第12回 今日の文化⑤:自己=身体性の快楽 (プレゼンテーション、ディスカッション)
第13回 今日の文化⑥:応用編 (プレゼンテーション、ディスカッション)
第14回 今日の文化⑦:文化のこれから (プレゼンテーション、ディスカッション)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
オリジナル報告については、各自のテーマに従って、文献資料や各種のデータ収集など、常日頃から問題意識を持った取り組みが求められる。
文献購読については、担当者以外の出席者も、全員が当然のことながら熟読してくること。その上で、授業後もディスカッションが継続されることが好ましい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 第一に、授業期間中一回以上課される授業中での発表およびその内容、第二に、発表以外も含む議論への参加状況、第三に、その他の状況、以上から総合的に判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
『文化社会学の視座』南田勝也・辻泉編、ミネルヴァ書房
※受講生と相談のうえ、変更することもありうる。