シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究Ⅰ(実証会計) | 2024 | 通年 | 火6 | 商学研究科博士課程後期課程 | 大沼 宏 | オオヌマ ヒロシ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM6-101L
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
博士後期課程の大学院生が1年目において意識することに3年後に学位を取得できるか、就職できるかどうかということではないでしょうか。そのためには1年目から3年目の自分を意識して着実にステップアップしていくことが必要と考えられる。
その意味でこの科目は1年目の博士後期課程の学生が1年間かけて基礎を身に付けることを目的としている。
科目目的
科目目的:公表論文執筆に当たって、基礎的な素養と知識を身につけられるようになる。また、調査に向けての研究上の問題点を探すことが出来る。
到達目標
到達目標:通年のプログラムなので、前半と後半に分けて到達目標は設定する。
前半の到達目標は、実証研究に必要となる統計的素養と計量経済学の基礎を改めて身に付けることにある。ただ統計的素養と計量経済学の基礎を身に付けても、この成果を博士論文に繋げるためにはインプットも重要である。そこで大量の論文の読み込みも重要な到達目標になる。
さらに、後半には前半のインプットをベースに実際に論文の執筆を進める。毎週進捗度合いを報告し、課題の適切性、重要性、論点としての面白さを踏まえながらディスカッションをベースとした講義を進める。最終的に報告論文の完成が後半の到達目標となる。
授業計画と内容
1 報告論文テーマ設定(1)
ディスカッション
2 報告論文テーマ設定(2)
ディスカッション
3 報告論文テーマ設定(3)
ディスカッション
4 先行研究の調査(1)
プレゼンテーション
5 先行研究の調査(2)
プレゼンテーション
6 先行研究の調査(3)
プレゼンテーション
7 仮説の設定(1)
ディスカッション
8 仮説の設定(2)
ディスカッション
9 Research Question(1) モデルの設定
ディスカッション
10 Research Question(2) モデルの設定
ディスカッション
11 データ収集
12 統計ソフトSTATAの学修(1);実例を以て実習
ディスカッション
13 統計ソフトSTATAの学修(2):記述統計と相関係数表
ディスカッション
14 統計ソフトSTATAの学修(3):回帰分析を含めた実証分析
主要分析・追加分析・頑健性検定
15 中間報告
16 先行研究の調査(4)
プレゼンテーション
17 先行研究の調査(5)
プレゼンテーション
18 先行研究の調査(6)
プレゼンテーション
19 先行研究の調査(7)
プレゼンテーション
20 モデルの展開(1)
プレゼンテーション
21 モデルの展開(2)
プレゼンテーション
22 仮説の設定(1)
23 仮説の設定(2)
24 記述統計と相関係数表
25 分析結果からの解釈
26 検証 追加分析・頑健性検定
27 報告論文の発表
28 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:毎回、各章の報告担当を決めて進めていくので、報告担当は事前の予習と準備は欠かせない。
毎回2時間程度の予習は必要。
復習:講義終了後も、発表内容を博士論文に高めていくことになるので、念入りな復習を期待する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 講義の理解度を測るための到達度確認レポートを求める。 |
レポート | 50 | 毎回の課題として報告を求める。 |
平常点 | 20 | 毎回の講義における発言内容を平常点として評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が80%に満たない者、課題を提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
発表資料はパワーポイントで作成してもらうが、場合によってはビデオ教材を各自で作成して報告することも考えている。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
現段階では特に指定しない。第1回のガイダンスの時に文献リストを紹介する。
ただ実証分析には、STATA18を利用する。使い方については次のテキストを利用したレクチャーも予定する。
松浦寿幸[2021]『STATAによるデータ分析入門(第3版)』(東京図書)
その他特記事項
実証分析には、STATA18を利用する。それ故、投稿論文の分析を始めるまでには、STATAの操作をある程度できていて欲しい。もちろん、特殊研究Ⅰの中でも適宜操作法については説明していくので、その際には次のテキストを購入して自習も進めて欲しい。
松浦寿幸[2021]『STATAによるデータ分析入門(第3版)』(東京図書)