シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋現代哲学研究ⅡB | 2024 | 後期 | 金3 | 文学研究科博士課程前期課程 | 中村 昇 | ナカムラ ノボル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-WP5-116L
履修条件・関連科目等
ベルクソンについての基礎知識をもっていること
授業で使用する言語
日本語/英語/ドイツ語/フランス語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ベルクソンの『物質と記憶』をフランス語で読みます。丁寧にじっくり読解していきます。担当者が訳読し、それについて徹底的に議論します。
科目目的
ベルクソンの哲学の解明のために『物質と記憶』を読解することが、この科目の目的です。
到達目標
ベルクソンの哲学の解明のために『物質と記憶』を読解し、その過程で、本年度に読んだ同書の内容をしっかり理解し、真の哲学を体験することが、到達目標です。
授業計画と内容
第1回ベルクソン哲学について
第2回『物質記憶』pp.78-83
第3回pp.84-89 物質とは何か。「イマージュ」という概念
第4回pp.90-94 純粋持続とイマージュ
第5回pp.95-100 知覚の現場
第6回pp.101-105 純粋記憶がいかにして知覚に入りこむのか?
第7回pp.106-110 知覚と記憶の融合
第8回pp.111-115 純粋知覚について
第9回pp.116-120 純粋知覚は、存在するのか?
第10回pp.121-126 純粋知覚と「無」について
第11回pp.127-130 ベルクソンの「無」という概念に対する批判
第12回131-135 そもそもわれわれは、存在しているのか?
第13回pp.136-140 記憶と存在との深い関係
第14回pp.141-145 ベルクソンの哲学全般と『物質と記憶』との関係
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習は、テキストの訳読だけではなく、その授業にかかわる参考文献をきちんと読み、自分なりの見解を構築しておくこと。その見解が正しいかどうかを、他の受講生と議論していることが望ましい。受講生同士の連絡手段(メーリングリスト、グループラインなど)を大いに活用して。
また、授業後は、その授業で行われた議論を、文章化し、授業前の自分の考えと比較対照し、新たなレベルアップした見解を構築しておく。最終的に、この授業で扱ったすべてのテーマについて、一定の見解をもち、自分の哲学的世界を拡大すること。それが、復習である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | テキストを読む。議論をする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:『物質と記憶』(フランス語)
その他特記事項
予習をしっかりしてくること。