シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
臨床神経心理学特講Ⅱ | 2024 | 後期 | 水2 | 文学研究科博士課程前期課程 | 緑川 晶 | ミドリカワ アキラ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-CY5-102L
履修条件・関連科目等
臨床神経心理学演習ⅠⅡを履修すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
臨床神経心理学特講ⅠとⅡを通じて、脳血管障害や頭部外傷などの脳の器質的障害で生じる失語・失行、失認に加えて、記憶障害や遂行機能障害、社会的行動障害などについて紹介し、加えて実際の現場の方々の実践を聞くことで見識を広げる予定です。また対象は器質的な脳損傷に限らず、発達障害や認知症など、脳の機能障害によって生じる各種の病態を含めますが、臨床神経心理学特講Ⅱでは、高次脳機能障害、発達障害、認知症を中心として授業を進めます。
科目目的
臨床神経心理学特講ⅠとⅡを通じて、脳血管障害や頭部外傷にとどまらず発達障害や認知症の患者も含めた脳の障害で生じる各種認知機能の障害を対象とし、その状態の理解にとどまらず、そのような人々に必要な支援・対応について包括的に理解することを目指しますが、特に臨床神経心理学特講Ⅱでは高次脳機能障害、発達障害、認知症について理解し、その支援について学ぶことを目標とします。
到達目標
臨床神経心理学特講ⅠとⅡを通じて、脳血管障害や頭部外傷にとどまらず発達障害や認知症の患者も含めた脳の障害で生じる各種認知機能の障害を対象とし、その状態の理解にとどまらず、そのような人々に必要な支援・対応について包括的に理解する。特に臨床神経心理学特講Ⅱでは高次脳機能障害、発達障害、認知症について理解する。
授業計画と内容
第1回:オリエンテーション
第2回:高次脳機能障害の理解1(社会性の障害)
第3回:高次脳機能障害の理解2(情動の障害)
第4回:高次脳機能障害の支援1(心理学的アプローチ)
第5回:高次脳機能障害の支援2(各種サービスとの関連)
第6回:認知症の理解1(アルツハイマー病/レビー小体病)
第7回:認知症の理解2(前頭側頭型認知症)
第8回:認知症の支援1(心理学的アプローチ)
第9回:認知症の支援2(各種サービスとの関連)
第10回:発達障害の理解1(自閉症スペクトラム)
第11回:発達障害の理解2(注意欠陥多動性障害)
第12回:発達障害の理解3(学習障害)
第13回:発達障害の支援1(心理学的アプローチ)
第14回:発達障害の支援2(各種サービスとの関連)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
医療機関や各種支援期間や当事者・家族会などに見学・参加することがあります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 発表への準備や発表態度などで総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
公認心理師・臨床心理士として、地域のリハビリテーションセンターにおける臨床神経心理学に関連する業務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
臨床現場で得られた実際のケースなどについて、適宜紹介する。
テキスト・参考文献等
レジュメ等を配布予定。必要に応じて参考文献等を指示します。
その他特記事項
内容の詳細については初回授業時に受講生と相談の上、決定します。