シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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史学概論 | 2025 | 後期 | 金5 | 文学部 | 阿部 幸信 | アベ ユキノブ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HT2-G108
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
歴史とは何か。この問いは、歴史学という学問に固有な特徴や考えかた・手法、あるいは歴史学の存在意義と、密接にかかわっています。この壮大な問いに明確な解答を与えることは困難ですが、授業中で紹介されるさまざまな考えかたやエピソードをもとに、いまの自分なりの結論を出してください。それが、「歴史的に思考する」ことの第一歩です。この授業は、その入り口までみなさんをご案内するためのものです。
科目目的
「歴史とは何か」「歴史学とは何か」について考えます。
到達目標
1.歴史学の学問としての性格と今日的意義について説明できる。
2.歴史学を研究するうえで必要とされる技術について説明できる。
3.歴史とは何であるかについて、この授業における結論を理解し、説明できる。
4.歴史の中で生きることの意味について、この問題に関するさまざまな議論をふまえつつ、自分の見解を説明できる。
授業計画と内容
1.クリオのひざもとへ
2.創られる伝統
3.歴史のもつ力
4.史料の時代性
5.歴史的制約
6.歴史は繰り返すか
7.時間の実在をめぐって
8.「真実らしい過去」
9.歴史を「語る」
10.死者との共生・共存・共闘
11.「天道、是か非か」
12.歴史は人間が創る
13.歴史とは何か
14.総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
[予習]
各授業回の最後に提示された参考文献(または作品)を必ず読んで(あるいは観て・聴いて)から、次の回の授業に臨んでください。その際、内容はもちろん、「なぜこの文献(作品)が課題として指定されたのか」について熟考するようにしてください。そこに授業理解のためのヒントがあります。
[復習]
各授業回の中で提示される関連文献(または作品。ただし、予習のためのものは除く)のうち、毎回最低1点を読んで(あるいは観て・聴いて)、授業内容について理解を深めてください。また、授業中に指示された課題に必ず取り組んでください。
この授業は情報量がきわめて膨大なため、復習を怠るとすぐについていけなくなります。決しておろそかにしないでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 到達目標の達成度をはかる期末試験を行い、その成績に基づき評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
[テキスト]
固定したテキストは用いません。必要に応じて、manabaにて資料を配付します。
[参考文献・作品]
各授業回の最後に、その次の回で扱う予定の参考文献(または作品)のうち、重要なものを提示します。
その他特記事項
質問は、基本的に授業終了後にその場で受け付けます。それ以外の時間を希望する人は、あらかじめ申し出て、アポイントをとってください。
manabaの「個別指導コレクション」からご質問いただくこともできます。その場合、回答には少し時間を要する場合がありますので、あらかじめご承知おきください。