シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特殊研究(金融論) | 2024 | 通年 | 金5 | 経済学研究科博士課程後期課程 | 辻 爾志 | ツジ チカシ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EG-OM6-101L
履修条件・関連科目等
金融論・ファイナンスに関する大学院修士修了レベルの専門知識を有すること。
金融論及びファイナンス関係の英文の学術論文が読み熟せること。
博士課程における研究に関する状況報告が遅滞なくきちんと行えること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
金融論・ファイナンスに関する博士論文を作成・完成させるために、関連する海外の学術論文等を通読しながら、各自の博士論文の計画や進捗状況等を随時発表してもらいつつ授業を進める。
科目目的
金融論・ファイナンスに関する博士論文を主体的に作成・完成させるための専門知識と能力を養うことを目的とする。
到達目標
自己の博士論文に関する英文の学術論文を主体的に読み進め、1年次で博士論文の土台が築けることを到達目標とする。
授業計画と内容
毎年、受講の状況等も異なるため、授業回毎に計画を記すことは難しい状況であるが、そのような状況・事情の中、授業計画を記すと以下のとおりである。
以下に記載のとおり、本特殊研究では、基本的には英文の学術論文を通読しながら、専門知識を蓄積・補完しつつ、出来るだけ早い時期から博士論文が進捗・進展するよう、また博士論文が各自で主体的に作成・完成できるよう授業を進める。なお本授業の中で、各自の博士論文の計画や進捗等の発表も行ってもらう予定である。
第1回 ガイダンスー各種案内と周知・連絡事項等
第2回 イントロダクションー全体の概観・展望と導入及び各種準備他
第3回 Monetary policy and stock price interaction(論文)
第4回 The identified VAR model(論文)
第5回 Structural identification scheme(論文)
第6回 受講生による報告・発表(自己の博士課程における研究の計画発表)
第7回 VAR-MGARCH-M approach(論文)
第8回 Impulse responses from the VAR-MGARCH-M model(論文)
第9回 Applying the VAR-MGARCH-M model to GDP and oil price linkage(論文)
第10回 受講生による報告・発表(自己の研究の進捗報告)
第11回 International Capital Asset Pricing Model(論文)
第12回 BEKK-MGARCH approach(論文)
第13回 Analyzing ICAPM by BEKK-MGARCH approach(論文)
第14回 前期総括
第15回 後期導入と今後の展望他
第16回 Measuring spillover effects(論文)
第17回 Estimating volatility spillovers across asset markets(論文)
第18回 Net volatility spillovers(論文)
第19回 受講生による報告・発表(自己の研究の進展状況と発展性に関する報告)
第20回 Regime-switching approach(論文)
第21回 Markov switching specifications in GARCH processes(論文)
第22回 Applying Markov switching GARCH models to stock market volatilities(論文)
第23回 受講生による報告・発表(自己の研究に関する意義・展望に関する報告)
第24回 Structure of the DCC model(論文)
第25回 Estimation of the DCC model(論文)
第26回 Applications of the DCC model to equities and exchange rates(論文)
第27回 ディスカッションー既読論文と自己の研究に関する議論
第28回 通年・全体総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
博士論文は、一般的に、その作成・完成に多くの時間と労力を要するため、綿密に計画を立て、積極的かつ着実に論文作成を進めること。なお、各自の報告・発表に対しては授業時間外に各自で主体的にしっかりと準備すること。また英文論文の理解には個人差があるため、各自の状況に応じて適宜、復習・補完のこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 40 | レポート(博士論文関係)の内容・質、形式、表現等を総合的に評価する |
平常点 | 40 | 出席、教員等との質疑の状況、文献等の理解度、レポート(博士論文関係)の発表等の状況を総合的に評価する |
その他 | 20 | 受講態度や博士後期課程の大学院生としての学問・研究に対する姿勢、授業に関する全ての事項への対応の適切さ等も評価対象とする |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
上記の計画に応じ適宜論文を配布する。また必要に応じて参考文献を指示する。
その他特記事項
博士論文は、一般的に、その作成・完成に多くの時間と労力を要するため、誠実で忍耐強く、積極的かつ主体的な取り組みの出来る方の受講を希望する。