シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語読解 | 2025 | 通年 | 火1 | 文学部 | 三枝 七都子 | サイグサ ナツコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN1-SE11
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、英語学習そのものではなく、英語を通じて社会学の基本的な考え方を学び、日本とは異なる社会やその問題について一緒に考え、理解を深めることを目指します。また、英語の「読む」力を中心に、適宜スピーキングやリスニングも取り入れ、英語の運用に慣れ親しむ機会を提供します。
[講義の進め方]
通年を通して、短い社会学文献を数点取り上げ、時間をかけて読解を進めます。その際、以下の形式で進行します:
・担当者の報告
各文献を数ページごとに区切り、担当者(レジュメ作成者・コメンテータ)が内容を報告します。
・全体での対話
担当者の報告をもとに全体で対話を行い、文献への理解を深めます。
文献は全員が必ず読んでくることが前提です。意味の把握だけでなく、音読の予習も重要です。
[その他の活動]
前期:英語での自己紹介や、グループでの社会問題に関する発表(日本語)を行います。
後期:個人で研究計画を作成し、発表を行います。
科目目的
世界共通言語である英語を用いることで、日本語では得られない国際社会の多様な問題に触れ、社会学的な好奇心を育むとともに、社会学的思考の基礎を身につけることを目指します。
到達目標
この科目の具体的な到達目標は以下の通りです:
1)社会学文献の英語読解を通じて、現代社会の課題について理解を深める
2)英語を用いた活動を通じて、実践的なコミュニケーションスキルを身につける
3)グループワークを通じて、具体的な社会問題を分析し、現代社会を読み解く力を養う
授業計画と内容
第1回 講師自己紹介、前期クラスイントロダクション
第2回 3分間英語自己紹介
第3回 3分間英語自己紹介
第4回 英語文献読解1-1 社会学とは?
第5回 英語文献読解1ー2 社会学の歴史
第6回 英語文献読解1-3 「当たり前」を振り返る
第7回 英語文献読解2-1 社会化
第8回 英語文献読解2-1 社会は苦しい?
第9回 英語文献読解2-2 社会は明るい?
第10回 英語文献読解2ー3 社会学のさまざまなテーマ
第11回 英語文献読解2ー4 これも社会学?
第12回 グループワーク、全体での話し合い:関心のある事例から社会問題を捉えるとは
第13回 グループ発表(先発5グループ):社会問題についての発表
第14回 グループ発表(後発3グループ):社会問題についての発表
前期到達度確認(小テスト実施)
第15回 前期のグループ発表振り返り、後期クラスイントロダクション(文献3の紹介)
第16回 3分間英語近況報告:How I spent my summer vacation
第17回 3分間英語近況報告:How I spent my summer vacation
第18回 英語文献読解3-1 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第19回 英語文献読解3-2 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第20回 英語文献読解3ー3 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第21回 英語文献読解3ー4 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第22回 英語文献読解3ー5 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第23回 英語文献読解3ー6 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第24回 英語文献読解3ー7 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第25回 英語文献読解3ー8 Pedigree: How Elite Students Get Elite Job
第26回 英語文献読解 文献3の総括
第27回 個人発表:研究計画書の発表
第28回 個人発表:研究計画書の発表
後期到達度確認(小テスト実施)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎週指定の範囲の英語文献の訳と音読は必須。単に日本語にするだけでなく、出てきた社会学の用語や人名についても把握してくることを宿題とします。また、英語での自己紹介や、グループで課題を話すワークがあるので、そのための準備が必要です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 25 | 前期、後期それぞれで扱った範囲における社会学の基礎知識の理解度と英語読解力を評価します。 |
平常点 | 45 | 毎回の出席、予習としての訳と音読、授業への積極的参加を基準とします。授業中に他用をおこなう、グループワークの進行を妨げる、本を読まない、話し合いに加わらないなどの態度が見られる場合には減点とします。 |
その他 | 30 | 前期: 英語での自己紹介や日本語でのグループ発表 後期: 後期レポート課題 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:
・3回以上無断欠席した者はE判定とします。 本講義では参加点を重視します。欠席する場合は、事前に必ず連絡してください。
・後期レポート課題の期間内での提出は必須です。 提出が遅れる、または未提出の場合は減点対象となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
前期後期、各10ページから30ページの英語文献を読みます(文献はPDFで配布します)。文献は主に以下を予定していますが、進み具合に応じて適宜指示します。
前期:
文献1 Browne, Ken, 2020, An Introduction To Sociology 5th edition, Cambridge: Polity Press. (第1章の途中まで)
文献2 Plummer, Ken, 2021, Sociology: the basics 3rd edition, Routledge. (第1章)
後期:
文献3 Rivera, Lauren A., 2015, Pedigree: How Elite Students Get Elite Jobs, Princeton University Press. (第2章まで)
文献4 Willis, Paul, 2016 (1978), Learning to Labour: How Working Class Kids get Working Class Jobs, Routledge(序章)
その他特記事項
私は社会人経験を経た後、大学院で初めて「社会学」を学びました。社会学的な思考力の魅力を感じる一方で、自分が「あたりまえ」と思っている「社会」を問うことの難しさにも直面しました。その中で大きな助けとなったのは、文献を読むだけでなく、自分の考えを他者に伝え、他者の考えを聞くという経験でした。
このクラスでは、学生同士の意見交換を通じて、自分の問題意識が何なのか、またその問題をどうすればより良く(あるいは少なくともより悪くなく)観察し、理解できるのかを模索するプロセスを大切にしたいと考えています。皆さんには積極的にクラスに参加し、自分の考えを共有することを期待しています。