シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 通信授業】刑事訴訟法 | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 柳川 重規 | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-CR3-102L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
刑事手続上の諸制度について、憲法・刑事訴訟法が本来狙いとしているところが何かを、受講者がレポート課題に取り組むことにより理解できるようになるよう誘う。レポート作成の際には、教科書だけではなく、判例も参照しつつ学修を進めていくことが肝要である。刑事手続上の基本原理や原則が、具体的な制度にどのように活かされているのかを理解し、さらに、そうした制度の運用について実務上いかなる問題が生じ、それを判例等がいかに解決してきたかが分かるようになるよう、指導をしていきたい。
科目目的
刑事手続上の原理、原則について基本的な理解を得ること、及び、刑事手続の実際の運用のあり方とその問題点を知り、問題の解決策の検討を行えるようになること。
到達目標
刑事手続上の判例・学説について基本的な理解を得ること。刑事手続問題について、自身が妥当と考える問題の解決策の提示を行えるようになること。
授業計画と内容
基本的には、刑事手続の、捜査(職務質問、所持品検査も含む)公訴、公判、上訴、再審までを扱う。とはいえ、レポート課題が4題と限られているので、これらの中からセレクトして課題は設定される。
提出された課題について、教科書、参考図書などを用いてレポートを作成し、添削指導を受けながら、レポートの内容を向上させていく。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書を熟読することが必要です。基本的考え方と法解釈・法運用について解説されているので、判例解説(基本判例解説 ・ 刑事訴訟法)とあわせて、熟読してください。刑事訴訟法はその意味内容が判例により明らかにされているので、判例の事実とそれに対応する判断の内容を理解することが重要です。また、判例は、具体的事実を前提にして判断され、一般化抽象化にはなじまないので、過度に一般化することのないように注意が必要です。具体的事実の特徴と判断内容をワンセットで理解するように努めて下さい。判例解説は辞書のように使って、理解を深めてください。法文が重要であることはいうまでもありませんが、その狙い、基本的考え方を理解して条文を読むことが必要です。また、時系列的には、捜査から公判へと進むことになりますが、捜査に関する諸規定は裁判所・裁判官に関する規定を多く準用しています。どの条文が準用されているのかを、きちんと見ることが必要です。
教科書を読む場合には、観点を変えて、何度も熟読してください。最初は、基本的理念を理解するために読む。次に、その理念と刑訴法他の規定がどのように対応しているのかを理解するために読む。さらに、判例によって規定がどのように解釈され、どこに問題点があるのかを理解するために読む。次に、著者がどのような視点でそれらの諸問題に対処するのが望ましいと提案しているのかを理解するために読む。さらに、これらの提案について批判的に検討するために読む。何度か、視点を変えて、読むことにより理解は深まります。判例 ・ 学説において、同じ問題について異なる解決が提案されることが多いので、理由を考察して、どの考え方によれば妥当な解決となるのかを検討することが必要です。結論だけを暗記すればよいものではありません。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】