シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 【通教 短期】民事訴訟法 | 2024 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 秦 公正 | 3年次配当 |
科目ナンバー
JD-CI3-103L
履修条件・関連科目等
履修条件：通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語（その他の言語）
授業の概要
民事訴訟法は、民法や商法などの「実体法」とは異なる、「手続法」である。そこには、手続法固有の基本原則・基本原理がある。そうした手続法において要請される理念に配慮して、いわゆる手続法的思考が体得できるように、この授業では、民事訴訟法の要点を説明しつつ、併せて判例などを取りあげて検討し、民事訴訟法にかかわる問題を具体的に理解してもらえるようにするつもりでいる。
科目目的
民事訴訟の役割は、対立する当事者間の紛争を法的に解決することにある。そこで、民事訴訟法における基本原則・基本原理や制度趣旨を理解し、判例などを通じて、それらの具体的な適用のありようを理解することを授業目的とする。
到達目標
第1に、民事訴訟法における重要概念、制度趣旨等をしっかりと理解すること、第2に、民事訴訟法に関する法律問題を理解すること、第3に、関連する法律問題についての学説や判例を理解することを到達目標とする。
授業計画と内容
以下の通り、授業は、動画配信型と双方向型による授業のハイブリッド型で実施する。
■動画配信型（480分）
１．民事訴訟の意義
２．裁判外紛争解決制度（ADR）
３．裁判所
４．訴え、訴えの提起
５．訴訟物
６．当事者
７．訴訟能力、訴訟上の代理
８．当事者適格
９．訴えの利益
10．訴えの提起・訴訟係属の効果
11．口頭弁論の諸原則
■双方向型（600分）
【10月25日(金)】
①10:55～12:35 訴訟の審理、裁判所の訴訟指揮
②13:35～15:15 自白、証拠調べ（総論・各論）、自由心証主義
【10月26日(土)】
①10:55～12:35 証明責任、処分権主義
②13:35～15:15 判決の効力①、判決の効力②
【10月27日(日)】
①10:55～12:35 多数当事者訴訟（共同訴訟）、訴訟参加
②13:35～15:15 上訴（控訴・上告）
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容（その他の内容等）
スクーリングはごくかぎられた時間に集中して行われるので、この機会をできるだけ実効あるものとするのに、受講前に少なくとも一度は教科書を通読して、基本用語や基本概念だけは理解しておきたい。また、受講後は、スクーリング中のごくかぎられた時間ではあっても、理解を十分に深めるのに、設問を中心にしつつ丁寧な復習をするのが望ましい。
いずれにせよ、民事訴訟法は、民事訴訟の「手続」を規律する法律であるから、手続はどのように進められていくのか、手続の流れのときどきにおいてどのような問題がなぜ生じるのか、これらのことを意識することが肝要である。
授業時間外の学修に必要な時間数／週
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合（％） | 評価基準 |
|---|---|---|
| その他 | 100 | スクーリング試験または科目試験により最終評価する。 |
成績評価の方法・基準（備考）
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
■スクーリングで使用する教材
スクーリング用レジュメ・資料
通信教育部指定六法
※スクーリングはレジュメ・資料に沿って実施されます。
※スクーリングの講義内容中に「教科書」という表現がある場合は、
通信授業(レポート学習)の教科書を指します。
各科目の教科書は、在学生サイト「教科書・教材」のページを確認してください。
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
■推薦図書
高橋宏志『重点講義民事訴訟法(上)(下)』[第2版補訂版](2013年・2014年)有斐閣
三木浩一＝笠井正俊他『民事訴訟法』[第4版](2023年)有斐閣
伊藤眞『民事訴訟法』[第8版]（2023年）有斐閣
高田裕成・畑瑞穂他『民事訴訟法判例百選』[第6版](2023年)有斐閣
中野貞一郎・松浦 馨他『新民事訴訟法講義』[第3版](2018年)有斐閣※
※絶版だが良書のため、図書館等で出来れば参照すること
その他特記事項
【通信教育課程はなし】