シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本古代史特殊研究A | 2024 | 前期 | 火5 | 文学研究科博士課程後期課程 | 白根 靖大 | シラネ ヤスヒロ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JH6-101L
履修条件・関連科目等
履修条件は、日本史専攻の大学院博士前期(修士)課程修了の水準に達していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
平安時代史を中心に先行研究を再検討し、複眼的な視座から研究を進める。具体的には、発表担当者が任意の課題を設定して先行研究や史料をもとに発表を行い、履修者全員で研究成果と今後の課題について議論を交わしながら、新たな知見につながる結論を見出していく。
また、履修者の研究テーマに関する発表を組み込み、学会発表や論文執筆に向けた研究の遂行を促す。
科目目的
先行研究ないし史料の的確な読解力や史料に基づいた論理構築力といった研究能力、および研究の独自性や創造性を伸ばし、高度な専門性を持った研究者を養成する。
到達目標
先行研究や原史料を的確に読解する能力、独自の視点から研究を進める能力、研究成果を説得力を持って発信する能力、客観的に議論を進める能力等、研究者として求められる研究遂行能力を修得する。
授業計画と内容
履修者の人数や個別研究発表の希望日等を考慮して、下記の素案をもとに、第1回の授業において詳細を決定する。
第1回 授業内容の説明と日程・発表者の決定
第2回 個別研究発表1
第3回 個別研究発表2
第4回 設定課題Aに関する先行研究整理発表と論点の議論
第5回 設定課題Aに関する史料読解発表と議論
第6回 設定課題Bに関する先行研究整理発表と論点の議論
第7回 設定課題Bに関する史料読解発表と議論
第8回 設定課題Cに関する先行研究整理発表と論点の議論
第9回 設定課題Cに関する史料読解発表と議論
第10回 設定課題Dに関する先行研究整理発表と論点の議論
第11回 設定課題Dに関する史料読解発表と議論
第12回 個別研究発表3
第13回 個別研究発表4
第14回 総括(平安時代史)
※履修者の理解度や議論の進展に応じて、計画を変更する場合がある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
先行研究を検索し、論点を抽出して課題を設定する。史料に基づいて自分の見解をまとめる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 自分の研究成果を文章で伝える的確さ等を評価する。 |
平常点 | 60 | 発表における先行研究や史料の読解力、見解や議論の客観性および独自性、結論の妥当性、さらに議論における発言内容等を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない者、または無断欠席が4回連続した者は、成績評価の対象外とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〈参考文献〉
『史学雑誌─回顧と展望─』
佐藤信編『古代史講義』シリーズ(筑摩書房、2018~2021)