シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フランス近代美術史特殊研究 A | 2024 | 前期 | 月5 | 文学研究科博士課程後期課程 | 望月 典子 | モチヅキ ノリコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-HR6-101L
履修条件・関連科目等
1)上級のフランス語力を要します。2)西洋美術史と主要な作品についての専門的な知識を前提とします。3)フランス近代美術史を専攻し、博士論文を執筆する学生に適切な内容です。
授業で使用する言語
日本語/フランス語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本語、フランス語、英語の文献を講読しながら、西洋近代美術史における「展覧会と展示」という問題に対する、受講者の知識と関心を深めます。近代以前の問題も取り上げ、西洋美術史についての広い視野を身につけることを目指します。受講者には前期末までに研究テーマを決定してもらい、後期における各人の研究発表へとつなげていきます。
文献輪読では、毎回、受講者全員に予習が義務付けられます。内容の理解に基づく議論を進めるために、各人が読解の上、論旨の流れを検討し、関連する作品の図版資料を準備することとします。
これと並行して、受講者の博士論文テーマについても、進捗状況の報告を兼ねた中間発表を行ってもらいます。
科目目的
本特殊研究は、西洋近代美術史における「西洋美術史における展覧会と展示」の諸相についてさまざまな事例を通じて考察し、その過程において、研究テーマの発展、専門文献の批判的読解、学術論文の執筆等についてさらに習熟することを目的とします。自立した研究者としての実践的な研究・教授能力の涵養を目指します。
到達目標
本研究の到達目標は、研究テーマを発展させるとともに、自立したモノグラフ研究ができるようになることです。
また、いたずらに専門に閉じこもることなく広い視野から研究テーマを捉え、自他の研究を批判的に吟味する高度な教養の獲得を目標とします。
授業計画と内容
1 イントロダクション
2 日本語文献の講読(古代から近世までの「美術」の展示)
3 日本語文献の講読(フランス近世 アカデミー展覧会、サロン評など)
4 日本語文献の講読(フランス19世紀サロン)
5 日本語文献の講読(印象派関連)
6 日本語文献の講読(回顧展)
7 博士準備論文中間発表①
8 フランス語文献の講読(19世紀サロン)
9 フランス語文献の講読(印象派関連①)
10 フランス語文献の講読(印象派関連②)
11 フランス語文献の講読(20世紀)
12 英語文献の講読(印象派関連)
13 英語文献の講読(20世紀)
14 博士準備論文中間発表②
*具体的に取り上げるテクストや予定等は、受講生と協議の上で決定します。上記の予定は変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
文献の探索、読解、関連する作品の検索を行ってください。
論点をどのように拡張・発展できるか、考察してください。
発表時には、投影資料、配付資料を作成してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 60 | 口頭発表とレポートの完成度の高さを評価します。 |
平常点 | 40 | 授業への主体的な参加を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70パーセントに満たない者、課題に取り組まない者は不合格とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
受講生によるプレゼンテーションを受けて、教員を含む全員でディスカッションを行います。
必要に応じて美術館等の見学を実施し、学芸員等の話を聞きます。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
クラウドサービスによる資料共有を通じて、インタラクティブな研究指導を行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書の必要頁をコピーして配付する予定です。ただし和書については、図書館から借り出すか購入してください。
その他の参考文献については、受講生による研究成果に沿って、授業時に紹介します。