シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国際情報学研究指導Ⅰ | 2024 | 前期 | 土2 | 国際情報研究科修士課程 | 小向 太郎 | コムカイ タロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
IG-IF5-SE01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
ただし、資料は英語文献を使用する場合がある
授業の概要
デジタル・ネットワークは、生活になくてはならないものになる一方で、これを利用した犯罪、サイバー攻撃、著作権侵害、情報の不適正利用などの新たな問題をもたらしている。この他にも、法律がネットワークの普及・拡大に対応するために検討すべき課題は多い。こうした課題に関する先行研究・検討動向・裁判例などを取り上げ、デジタル・ネットワークに関する法的課題の検討について指導する。
科目目的
デジタル・ネットワークの発展によって生じる新たな法制度上の課題について、自分なりの視点から論ずるための基礎的な知識を身につけ、学術的なプレゼンテーションを行うとともに、修士論文または特定課題研究論文の完成に向けた研究計画を完成することを目的とする。
到達目標
演習を通じて、デジタル・ネットワークの発展によって生じる新たな法制度上の課題について、自分なりの視点から論ずるための基礎的な知識を身につけ、学術的なプレゼンテーションを行うとともに、修士論文または特定課題研究論文の完成に向けた研究計画を完成することを目標とする。
授業計画と内容
第1回 : オリエンテーション
第2回 : 研究テーマに関する議論
第3回 : アウトプットの方法(レポート・プレゼンの技法)
第4回 : 文献・事例研究①(デジタル・ネットワークと情報の自由)
第5回 : 文献・事例研究②(デジタル・ネットワークと人格権侵害)
第6回 : 文献・事例研究③(デジタル・ネットワークと知的財産権)
第7回 : 文献・事例研究④(デジタル・プラットフォームの法的責任)
第8回 : 文献・事例研究⑤(デジタル・プラットフォームに対する法的規制)
第9回 : 研究テーマに関する議論
第10回: 研究テーマ報告①(研究計画と調査方法)
第11回: 研究テーマ報告②(研究テーマと対象資料)
第12回: 研究テーマ報告③(主要論点と検討枠組み)
第13回: 研究テーマ報告④(論証と結論)
第14回: 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分の報告については、的確な報告を行うための十分な準備を行う。その他の各回テーマについても、ディスカッションに積極的に参加するために、テーマに関する考文献等の資料を読み論点を整理しておく。その他、ゼミナールにおける研究活動に必要な資料等を作成する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 自分の研究テーマについて、十分な準備をして的確な報告を行ったか。ディスカッションにおいて、テーマについて事前学習として考文献等の資料を読み十分に理解した上で、積極的に議論に参加できたか。適切な研究成果や記録を提出することができたか。その他、ゼミナールにおける研究活動への貢献ができたか |
成績評価の方法・基準(備考)
原則、10回以上授業に出席しないと成績評価の対象となりません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
BYOD機器を用い、manabaやresponなどが提供するインタラクティブ機能を必要に応じて使用する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
情報通信分野のシンクタンクで法制度研究や政策提言に携わった実務経験(1991年1月~2016年3月、株式会社情報通信総合研究所勤務)がある。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を踏まえて、デジタル化・ネットワーク化・グローバル化の観点から、情報法の現実的な課題を具体的に提示し、体系的な理解と問題意識を醸成する。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
小向太郎『情報法入門(第6版)』NTT出版(2022年)
【参考文献】
授業内で適宜指示する。