シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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地域・文化研究 | 2024 | 前期 | 金4 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 清水 芳見 | シミズ ヨシミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-HC5-001L
履修条件・関連科目等
⑴ 総合政策学部の文化人類学Ⅰ、Ⅱを履修しているか、あるいは出身大学で文化人類学概論の授業を履修していること。
⑵ 英語の専門書を読むことができるだけの高度な読解力を備えていること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アラブ世界に、文化人類学的な視点からアプローチする。最初に私が講義をしたのち、アラブ系アメリカ人の文化人類学者の Sania Hamady によって書かれた、アラブ人論の古典である Temperament and Character of the Arabs(1960年刊)を履修者全員で輪読する。最初に各履修者に割り当てを行ない、順番に授業で内容についてプレゼンテーションをしてもらう。発表者は、発表時にレジュメを用意しなければならない。発表のあと、ディスカッションを行なうので、発表に当たっていない履修者も、毎回必ず文献を読んでくる必要がある。履修者の人数によっては、複数回プレゼンテーションをしてもらうことになる。
科目目的
アラブ世界に対する理解を深めることを、主要目的とする。
到達目標
文献講読、ことに原書講読は忍耐を要する作業であるが、修士論文の執筆には欠かせないものである。この授業の到達目標は、アラブ世界に対する理解を深めるとともに、原書講読を実際に体験することで、修士論文の執筆に向け、その具体的な方法を身に着けさせることにある。
授業計画と内容
第1回 授業の進め方
第2回 「地域」とは何か、「文化」とは何か
第3回 アラブ世界、中東、イスラーム世界
第4回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅰ章)
第5回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅱ章)①
第6回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅱ章)②
第7回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅲ章)①
第8回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅲ章)②
第9回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅲ章)③
第10回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅳ章)①
第11回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅳ章)②
第12回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅴ章)
第13回 Temperament and Character of the Arabs 購読(第Ⅵ章)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
⑴ 履修者全員がプレゼンテーションを行なうことになるので、そのために、レジュメの用意など万全の準備をすること。
⑵「授業概要」で述べたように、発表に当たっていない履修者も毎回必ず文献を読んでくること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | Temperament and Character of the Arabs を読んでみた感想。 |
平常点 | 70 | 授業中の発表の出来30パーセント、出席30パーセント、発表に当たっていないときの授業への参加度(講読文献を、発表に当たっていないときも含めて、毎回きちんと読み込んでいるか等)10パーセント。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講読文献はコピーして配布する。
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その他特記事項
特になし