シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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総合政策フォーラム | 2024 | 前期 | 木1 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 荒井 紀一郎、伊賀上 菜穂、井田 克征、小林 勉、佐々木 隆文、篠木 幹子、横山 陸 | アライ キイチロウ、イガウエ ナホ、イダ カツユキ、コバヤシ ツトム、ササキ タカフミ、シノキ ミキコ、ヨコヤマ リク | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-AD5-002L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
具体的には、全般的なオリエンテーションののち、総合政策研究科の各分野を代表する教員により研究事例の紹介(研究の目的、社会的意義、進め方、デザイン手法)等を行う。
研究紹介や発表テーマに関するディスカッションを通し、総合政策という学問体系における自身の研究の位置づけを確認し、学位取得にむけた準備を整えることを支援する。
科目目的
政策立案にあたり必要とされる「問題発見能力」「仮説立案能力」「要点を適切に伝える能力」を主眼とし、自身の研究のデザイン方法を多様な視点から吸収し、実行する「研究推進力」を身に付けることを目的とする。また、併せて総合政策研究科の軸となる「政策と文化の融合」「学際」の学問的ないし社会的意義、社会的位置づけ、難しさなどを博士前期課程1年次の早い段階で理解することを目的とする。
到達目標
研究の遂行にあたり必要となる「問題発見能力」「仮説立案能力」「要点を適切に伝える能力」および総合政策研究科における学びの軸となる「政策と文化の融合」の概念を深く理解し、自身の研究活動に生かすことのできる水準まで修得することを目標とする。
授業計画と内容
第1回:オリエンテーション
担当:小林 勉(研究科委員長)
ガイダンス(ライティング・ラボの使い方、文献管理ツールの使い方)
第2回・第3回:テーマ「フィールドワークと文献・視聴覚資料分析」
担当:伊賀上 菜穂
文化人類学(民族学)や歴史学におけるフィールドワークの具体例、そして同研究分野における文献・視聴覚資料分析の例を挙げることで、両研究方法の接続方法を解説する。
第4回・第5回:テーマ「社会学」
担当:篠木 幹子
【ミクロとマクロの視点から社会問題を考える】
社会の制度と個人の行動メカニズムというミクロとマクロのリンクを、事例をとりあげながら解説する。
第6回・第7回:テーマ「社会倫理学」
担当:横山 陸
政策立案という観点から、社会倫理学(社会哲学・倫理学)の基本的な発想についてレクチャーする。功利主義、義務論、正義論、ケイパビリティー理論について取り上げる。
第8回・第9回:テーマ「経営学」
担当:佐々木 隆文
経営学における複数の研究テーマを取り上げ、どのような研究が行われているのか、仮説のロジックとリサーチデザインとの関係等について事例を取り上げながら解説する。
第10回・第11回:テーマ「社会科学の理論と方法」
担当:荒井 紀一郎
政治学、経済学、心理学、社会学といった社会科学で用いられる理論(theory)と方法(method)について、意思決定メカニズムに関する各領域の研究をとりあげながら解説する。第1週は、意思決定に関する理論とモデルについて紹介し、第2週は理論やモデルの妥当性を検証するために求められる因果的推論(causal inference)について解説する。
第12回・第13回:テーマ「地域研究」
担当:井田 克征
地域研究における基本的な考え方や重要概念,そこで取り扱われるいくつかの問題系などについて学ぶ。そして実際に事例の検討を行いながら,現代的な諸問題の背後にある文化や歴史について理解する。
第14回:総括 講義内容の振り返り
担当:小林 勉(研究科委員長)
受講生自身による研究計画の発表
※第2回~14回は担当が入れ替わる可能性があります。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各教員の研究の進め方を参考に、授業最終回までに自身の研究計画を作成してください。14回目の講義で全員に発表していただきます。詳細は初回授業でお伝えします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | レポートおよび最終回で提出する研究計画について、意図を正しく理解し、項目に対して自身の考えをわかりやすく伝えていることを基準とします。 |
平常点 | 70 | 授業への参加・貢献度・受講態度の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない者、研究計画(14回目で提出)を提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
各回担当の教員によって配布資料があります。