シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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正義と法 | 2024 | 後期 | 水3 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 堤 和通 | ツツミ カズミチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-CR5-101L
履修条件・関連科目等
英語文献を読む能力と気力
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
正義の次元に応じた正義概念の整理。近代法にとって重要な西洋伝統の正義論の概要把握。現代社会構造からの正義論の再検討。
科目目的
法の支配の内実に正義の要求があることを理解する。正義の要求を具体的な法原理法原則のレヴェルで把握し、現代の社会変容の中での意義を考える視点を身に着ける。
到達目標
法の支配の内実に正義の要求があることを理解する。正義の要求を具体的な法原理法原則のレヴェルで把握し、現代の社会変容の中での意義を考える視点を身に着ける。
授業計画と内容
01 ガイダンス(①~③のアウトライン)
①正義の次元(02~06)
02 個人の不可侵性原理
03 適正手続き保障
04 応報正義
05 匡正正義
06 配分(社会的)正義
②近代法の原理( 07~10)
07 功利主義
08 カント主義
09 自由論
10 プライヴァシー論
③現代社会の法(11-14)
11 組織化と法変容
12 システム化と法変容
13 後期近代(さらなる法変容の背景)
14 サイバー空間のプライヴァシー論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
参考文献を熟読すること。関連の法学分野の基礎の把握と、英語文献の読み込みを心掛けること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 課題の読み込み、必須な知見の獲得を合格点とする。 |
平常点 | 30 | 授業中の質疑、意見の有無、水準 |
成績評価の方法・基準(備考)
文献購読と質疑・意見交換が十分に出来ているか否かで評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献:渥美東洋『罪と罰を考える』; John Lucas, On Justice, ch. 1 (1989); Joel Feinberg, Doing and Deserving, ch. 5 (1970); Mark C. Modak-Truran, Corrective Justice and the Revival of Judicial Virtue, 12 Yale Journal of Law and Humanities 249 (2000)
その他特記事項
なし。