シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
自然地理学(教職) | 2025 | 前期 | 木2 | 教職 | 濱田 純一 | ハマダ ジュンイチ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC1-A104
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
はじめに自然地理学を学ぶ上で基礎となる地図について概説する。続いて,世界や日本における地形の成り立ち,地震や火山活動によってもたらされる自然災害について具体例を紹介しながら話を進めていく。さらに,地球の熱収支や大気の大循環など気候の成り立ちについて説明し,アジアモンスーンの影響下の日本の気候の特徴や,気象災害をもたらす大気現象について学ぶ。また,気候と植生の関係,水循環,地球温暖化について言及する。
科目目的
自然環境の主要な要素である地形・気候・植生・水文などについて,自然地理学的な視点から理解を深め,基礎的な知識を身に着けること,さらに地図や地理学で利用する図表を適切に活用できることを目的とする。また,私たちの生活に大きな影響を与える地震,火山,気象などの自然災害,地球環境問題について,その成因を正しく理解することを目指す。
到達目標
この科目では,以下を到達目標とする。
・日本及び世界に分布する多様な地形・気候・植生・水などの自然環境について,その特徴や成り立ちを理解し,他者に説明できるようになること。
・自然災害や地球環境問題を正しく理解し,その発生メカニズムや特徴について,他者に説明できるようになること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(自然地理学とは)
第2回 地図の見方・使い方(地図の種類,地図投影法,GIS)
第3回 世界の大地形とプレートテクトニクス(プレートとは,プレートの境界と運動)
第4回 日本列島の地殻変動と地震災害(地震のメカニズム,断層)
第5回 火山活動と火山災害(噴火のメカニズム,火山地形)
第6回 外的営力によって作られた地形(マスムーブメント,河川や海岸で形成される地形)
第7回 世界の気候とその成り立ち(地球の熱収支と大気の大循環)
第8回 日本の気候と気象災害(日本の「四季」と災害をもたらす大気現象)
第9回 気候システム(気候システムとは,アジアモンスーン,エルニーニョ現象)
第10回 気候と生物群系(日本の植生分布,里山の環境)
第11回 水文環境(水循環,海洋・氷河・地表水・地下水,水の性質)
第12回 気候変動の環境史(第四紀の気候変動,気候変動で形成される地形)
第13回 東京の自然史(東京の地形の発達史)
第14回 地球環境問題(地球温暖化のメカニズムと影響)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 60 | 地形・気候・植生・水など自然環境について基礎知識を理解した上で, その特徴や成り立ちを説明できるかどうかを評価する。 自然災害や地球環境問題を正しく理解した上で, その発生メカニズムや特徴を説明できるかどうかを評価する。 |
平常点 | 40 | 各回の授業に関連する課題の提出状況や, その内容を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは指定しない。参考文献は授業中に適宜紹介する。