シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
道徳教育の理論と方法/道徳教育の指導法 | 2025 | 後期 | 火4 | 教職 | 下司 晶 | ゲシ アキラ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC3-C206
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、まず道徳教育の特徴と重要性について把握したのち、道徳性発達に関する基礎的な理論を理解する。次に、学習指導過程上のポイント、具体的な授業づくりのあり方について学習する。最後に、戦前から戦後に至る道徳教育の成立・展開経緯を振り返りながら、今日必要とされる道徳教育とは何かについて再考し、道徳教育の理論と指導法に関する理解の定着を図る。
科目目的
この科目は、教職課程の科目として、道徳の意義や原理等を踏まえ、科目の目標や内容、指導計画等を理解するとともに、教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等を通して、実践的な指導力を身に付けることを目的とする。
到達目標
道徳教育に関する基礎的な理論や授業づくりの視点や方法、道徳教育の歴史を踏まえた上での現状と今後の課題を受講者が理解することを目的としている。講義だけでなく、学習指導案づくりや授業づくりの活動を通して、実践的指導力の基礎を修得することを到達目標とする。
授業計画と内容
授業計画
第1回:授業の目標と進め方について
第2回:道徳教育の特質と重要性
第3回:道徳性発達の基礎理論:ピアジェ・コールバーグを中心に
第4回:道徳教育に関する学習指導要領の構成・内容
第5回:道徳科における学習指導案の要件と作成方法
第6回:道徳科の授業づくり①教材の特質(読み物教材・デジタル教材等)
第7回:道徳科の授業づくり②「発問」の重要性
第8回:道徳科の授業づくり③方法上の工夫(話し合い活動・ロールプレイ・構成的グループエンカウンター)
第9回:教育課程全体における道徳教育の位置付け
第10回:模擬授業①「主として自分自身に関すること」「主として人との関わりに関すること」
第11回:模擬授業②「主として集団や社会との関わりに関すること」「主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」
第12回:道徳教育における評価のあり方:「指導と評価の一体化」の観点から模擬授業を振り返る
第13回:道徳教育の歴史と今後の課題:現代的課題への対応を中心として
第14回:総括・まとめ
定期試験
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 最終レポート。 授業内容を理解した上で、自分なりに発展できているかどうか。 |
平常点 | 50 | 毎回のコメントをもって平常点とする。 授業内容を理解できているかどうかで判断する。 (記入されていても、理解できていない場合は未提出扱いにする。) 4回以上の未提出は「F」評価となる。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回のコメントをもって平常点とする。
4回以上の未提出は、最終試験(レポート)の受験資格を失い、「F」評価となる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
下司晶編『道徳教育 (未来の教育を創る教職教養指針 8) 』学文社
(必ず購入し、毎時間持参すること。)
文部科学省『中学校学習指導要領』
文部科学省『中学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』
(文部科学省webサイトでも公開されているが、『解説』を購入すことが望ましい。)
【参考書・参考資料等】
必要に応じてプリントを配付する。参考書や参考資料についてはその都度しめす。
その他特記事項