シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 通信授業】民法2(物権) | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 難波 譲治 | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-CI2-101L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1.まず、物権法を学習する前提として、以下の点について十分、把握する。
物権法の導入(1) 民法典の中の物権編概説
物権法の導入(2) 物権の種類、物という概念、所有権絶対の原則
物権法の導入(3) 物権変動原因としての「売買」と「相続」
2.物権総則の中心は「物権変動」である。対抗要件、公信力の有無などの位置づけについて、正確に理解する。
不動産物権変動(意思主義、二重譲渡、第三者の範囲、登記を必要とする物権変動)
動産物権変動(引渡しの意義と種類、公信の原則としての即時取得制度)
3.物権各論のうち、中心となるのは、所有権である。また、占有(権)が果たす機能も十分に理解する。
所有権(所有権の意義、所有権の内容、所有権の取得、共有)
占有(権) (権利表章機能、占有訴権、占有者の義務、権利取得機能)
用益物権概説
4.担保物権の中心は抵当権である。取引実務上も頻繁に用いられているものであり、判例の蓄積も相当なものがある。また、非典型担保としての譲渡担保や所有権留保も、近時注目されている向きもあり、その概要を理解する。
担保物権概説
抵当権(意義、抵当権の及ぶ範囲、被担保債権の範囲、抵当権侵害、抵当権の実行、賃借人との調整、第三取得者との調整、法定地上権)
質権
非典型担保(譲渡担保、所有権留保)
法定担保物権(留置権、先取特権)
科目目的
物権法は、形式的には、民法第2編物権(175 条~ 398 条の 22)を意味する。物に対する独占的な支配権という(債権と比較した場合における)権利の性質を有するが、より具体的には、所有権を中心に、用益物権(地上権、永小作権、地役権、入会権)、担保物権(留置権、先取特権、質権、抵当権)、占有権が法定されている。本授業では、(1)物権法の総則としての物権変動を学ぶとともに、(2)各則として以上の 10個の物権の基礎的な知識の定着を目指す。
また、物権法は、たとえば、売買契約、請負契約、相続、取得時効、履行の強制、不当利得、不法行為など、狭い意味での物権法以外の領域とも密接に関連する。民法典全体の中での物権法の位置づけの基本についても触れ、視野を広げることも目標とする。
到達目標
(1)物権法の全体構造を理解する。
(2)物権法の基礎的な概念、制度、解釈を理解する。
(3)民法総則、債権法、相続法などとの関連性を意識しながら、民法全体での物権法の位置づけを理解する。
(4)特に担保物権については、債権回収における担保の役割を理解する。
授業計画と内容
物権法の導入(1) 民法典の中の物権編概説
物権法の導入(2) 物権の種類、物という概念、所有権絶対の原則
物権法の導入(3) 物権変動原因としての「売買」と「相続」
不動産物権変動(意思主義、二重譲渡、第三者の範囲、登記を必要とする物権変動)
動産物権変動(引渡しの意義と種類、公信の原則としての即時取得制度)
所有権(所有権の意義、所有権の内容、所有権の取得、共有)
占有(権) (権利表章機能、占有訴権、占有者の義務、権利取得機能)
用益物権概説
担保物権概説
抵当権(意義、抵当権の及ぶ範囲、被担保債権の範囲、抵当権侵害、抵当権の実行、賃借人との調整、第三取得者との調整、法定地上権)
質権
非典型担保(譲渡担保、所有権留保)
法定担保物権(留置権、先取特権)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】