シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 短期】民法3(債権総論) | 2024 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 遠藤 研一郎 | 2年次配当 |
科目ナンバー
JD-CI2-102L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業では、1債権の目的、2債権の効力、3多数当事者の債権および債務、4債権譲渡・債務引受、5債権の消滅、という債権総論の5つの柱を取り上げる。
いずれも、受講者は事前学習がある程度できていることを前提として、事例問題を素材にしつつ、それを検討しながら授業を進める。
科目目的
「債権総論」は、民法の条文でいえば、399条〜520条の20がこれに該当し、一面において、個別の債権発生原因(売買、事務管理、不当利得、不法行為等)から発生した債権一般に通じる総則的なルールを扱ったものということができる。そのような意味において、債権総論に関する知識の修得は、債権法全体を理解するうえで必要不可欠である。さらに、債権法という枠を越え、取引実務で重要視される「債権管理・回収」という局面にスポットを当てるとき、債権総論の知識の重要性は、より顕著となる。
授業の目的および目標は次のとおり。
(1)債権法の全体構造を理解すること。
(2)債権一般に共通するルール(債権発生原因が、契約によるものか、それとも事務管理・不当利得・不法行為といった法定債権発生原因によるものかを問わず、いかなる債権であっても共通するルール)として債権総則規定の基礎的知識を修得すること。
(3)特に、債権者の債権管理・回収という側面から、周辺領域(民法の他の編や民事執行法などの手続法)の基礎的知識にも触れつつ、その相関関係を理解すること。
到達目標
(1)債権総則に関する条文、概念、制度、解釈を理解する。
(2)民法全体の中での債権総則の位置づけを理解する。
(3)特に、債権回収の面から、債権総則の諸制度がどのように機能しているのか理解する。
授業計画と内容
【1日目】
9:00 ~ 10:40 概説
10:50 ~ 12:30 債権の目的
13:20 ~ 15:00 債権の効力(1)弁済1
15:10 ~ 16:50 債権の効力(2)弁済2
【2日目】
9:00 ~ 10:40 債権の効力(3)履行の強制
10:50 ~ 12:30 債権の効力(4)債務不履行責任(1)
13:20 ~ 15:00 債権の効力(5)債務不履行責任(2)
【3日目】
9:00 ~ 10:40 債権の効力(6)債権者代位権
10:50 ~ 12:30 債権の効力(7)詐害行為取消権
13:20 ~ 15:00 債権譲渡・債務引受(1)
15:10 ~ 16:50 債権譲渡・債務引受(2)
【4日目】
9:00 ~ 10:40 相殺
10:50 ~ 12:30 多数当事者間の債権関係(1)
13:20 ~ 15:00 多数当事者間の債権関係(2)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業は配布するレジュメにそって行なう。事前に、債権総論についての一通りの学修(予習)を行ったうえで授業に参加すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | スクーリング試験または科目試験により最終評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
■スクーリングで使用する教材
教科書のほか、レジュメを使用する。
※スクーリングの講義内容中に「教科書」という表現がある場合は、
通信授業(レポート学習)の教科書を指します。
各科目の教科書は、在学生サイト「教科書・教材」のページを確認してください。
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
■推薦図書
窪田充見・森田宏樹編『民法判例百選II債権』[第8版](2018年)有斐閣
その他特記事項
【通信教育課程はなし】