中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

テキストサイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • フリーワード検索
  • 条件指定検索
  • シラバスデータベース(学部・大学院)
  • ビジネススクール(MBA)
  • ビジネススクール(DBA)
  • 研究者情報データベース

ホーム > 講義詳細:【通教 オンデマンド】民事訴訟法

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
【通教 オンデマンド】民事訴訟法 2025 その他 1~4期 通信教育課程 猪股 孝史 3年次配当 4

科目ナンバー

JD-CI3-103L

履修条件・関連科目等

【通信教育課程の学生対象】
履修条件としては特別のことは設けない。ただし、民事訴訟法を十分に理解するためには、民法や商法の各科目を履修し、または単位を修得していることが望ましいし、民事執行・保全法や倒産法など、民事訴訟法に関連する科目も履修することが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

民事紛争の公権的で最終的な解決方法である民事訴訟という手続を規律する民事訴訟法は、民法や商法などの「実体法」とは異なる「手続法」であり、そこには手続法の固有の基本原則・原理がある。この授業では、そうした手続法に要請される理念に配慮しつつ、いわゆる手続法的思考を修得できるように、基本事項や基礎概念の概要を説明し、併せて、判例などを中心にした重要問題を検討することを通じて、民事訴訟法についての理解を具体的に深めさせていくつもりでいる。
そこで、この授業では、判決手続が中心となるが、その周辺手続も視野に入れつつ、民事訴訟手続の全体像が理解されるよう努めたい。
なお、民事訴訟のIT化にかかる民事訴訟法の改正の概要については、スクーリング用レジメとは別に、資料としてまとめてあるので参照してほしい。

科目目的

民事訴訟という民事紛争の解決手続における基本原則・原理の意味や制度趣旨を理解し、判例を通じて、その具体的な適用のありかたを理解することを目的とする。

到達目標

民事訴訟法の基本原理・原則の意味や制度趣旨についての理解を踏まえて、具体的事案において、民事訴訟法にかかわる問題がどのように生じるのかを把握し、そして、その問題がどのように解決され、または、どのように解決されるべきであるかを、自分なりに検討できるようになることを到達目標とする。そしてできれば、各種資格試験や法科大学院入学試験に対応できる力を身に付けられるようにしたい。

授業計画と内容


通信教育課程におけるスクーリングでは、時間の制約などもあることから、民事訴訟法の全体を視野に入れつつも網羅的に扱うことはせず、重要と思われる問題や判例について重点的かつ具体的に検討する。
授業計画は、授業の概要に掲げた基本方針にしたがい、以下のとおりである。

第1講 総論・訴えの意義
第2講 訴訟要件
第3講 訴訟物(訴訟上の請求)・処分権主義⑴:申立事項と判決事項
第4講 訴え提起の方式・効果
第5講 裁判所・訴訟当事者⑴:当事者の概念・確定
第6講 訴訟当事者⑵:当事者能力・訴訟能力・代理人
第7講 訴訟の進行・口頭弁論・訴訟行為
第8講 弁論主義
第9講 自由心証主義・証明責任・証拠調べ
第10講 訴訟の終了・既判力⑴:基準時・主文における判断
第11講 既判力⑵:理由中の判断・主体的範囲
第12講 その他の効力・処分権主義⑵:判決によらない訴訟の終了
第13講 不服申立て・複数請求訴訟
第14講 多数当事者訴訟

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

オンデマンド・スクーリングを視聴するだけでなく、レジメのほか、教科書、また必要に応じて参考書などを読み込んで、継続的な学習に努めてほしい。
授業で取り上げた判例については判決文をよく読んで、基本原理・原則の意義を理解したうえで、これらが具体的な事件においてどのように運用されているのか、どういう事実関係のもとで、どのように問題が生じているのか、丁寧に学習を進めていくことが肝要である。
さらには、関連判例も含め、同じように丁寧な復習をすることで、この授業の到達目標がよりよく達成されるものと期待する。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
その他 100 科目試験により最終評価する。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

【通信教育課程はなし】

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

【通信教育課程はなし】

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

【通信教育課程はなし】

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

■スクーリングで使用する教材
スクーリング用レジメ

■推薦図書
高橋宏志『重点講義民事訴訟法(上)※(下)』[第2版補訂版](2013年・2014年)有斐閣※(上)のみ絶版だが良書のため、図書館等で出来れば参照すること
高橋宏志『民事訴訟法概論』(2016年)有斐閣
三木浩一他『民事訴訟法』[第4版](2023年)有斐閣
高田裕成他『民事訴訟法判例百選』[第6版](2023年)有斐閣

※スクーリングの講義内容中に「教科書」という表現がある場合は、
通信授業(レポート学習)の教科書を指します。
各科目の教科書は、在学生サイト「教科書・教材」のページを確認してください。
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
                                                   

その他特記事項

【通信教育課程はなし】

参考URL

検索結果に戻る

  • フリーワード検索
  • 条件指定検索

TOP

  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • 中央大学公式サイト
Copyright (c) Chuo University All Rights Reserved.