シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 夏期】民法2(物権) | 2024 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 柴原 宏昭 | 2年次配当 |
科目ナンバー
JD-CI2-101L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
民法は、物に対する「物権」と人に対する「債権」という2種類の権利概念を用いて、私人間の財産に関わる生活関係を規律しています。このうち物権に関する規定は、「第2編 物権」(175条~398条の22)に置かれています。この講義では、物権に関する規定の立法趣旨・要件・効果とそれに関する解釈論を中心に解説を加えていきます。具体的には、①物権の性質・効力、②不動産物権変動、③動産物権変動・即時取得、④占有権、⑤所有権、⑥用益物権、⑦担保物権がその内容になります。ただし、時間に制約がありますので、上記のうち⑦は扱わず、とくに②と③に重点を置く予定でいます。
科目目的
物権法に関する基本的な知識の伝授と、その知識を運用して具体的な問題に取り組み、妥当な解決策を導き出す能力の涵養を目的とする。
到達目標
物権法に関する基本的な概念・制度の正確な知識と、それを具体的な事例に適用できる能力を身につけること。
授業計画と内容
第1回 物権法序論
第2回 物権の効力(物権的請求権)
第3回 物権変動序論
第4回 不動産物権変動1(不動産物権変動の公示・二重譲渡の法的構成)
第5回 不動産物権変動2(取消しと登記)
第6回 不動産物権変動3(相続と登記)
第7回 不動産物権変動4(時効取得と登記)
第8回 不動産物権変動5(登記がなければ対抗できない第三者)
第9回 動産物権変動・即時取得
第10回 占有権1(占有制度の意義・占有権の取得と消滅)
第11回 占有権2(占有権の効力)
第12回 スクーリング試験
* 場合によっては、調整・順序を前後させることがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義ではできるだけ平易な解説ができるよう努めるつもりでいますが、当然のことながら予習をして受講していただかないと、その内容を理解することは不可能であろうと思います。スクーリング期間中は、予習のための時間を確保することも、試験準備のための勉強時間を確保することも難しいはずです。お互いにとって無益な3日間とならないよう、開講前に十分な予習をされたうえで臨んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | スクーリング試験または科目試験により最終評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義はプリントを使用しながら進行しますが、六法は必ず持参してください。
「教科書」のほかに推薦図書として、
鎌田薫『民法ノート物権法①[第4版]』(2022,日本評論社)
池田真朗編著『民法Visual Materials[第3版]』(2021,有斐閣)
その他特記事項
【通信教育課程はなし】