科目ナンバー

JD-SO3-202L

履修条件・関連科目等

履修条件：通信教育課程の学生対象

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

　講義内容は、商法（総論・総則）として、企業法総論、商法の意義・対象・歴史的役割を明確にし、商人、営業、商号、商業使用人、商業登記、営業譲渡、商業帳簿などの商法総則を中心に、会社法総則などもあわせて検討する。なお、私企業の諸形態として会社形態についても扱うが、入門的な概略にとどめ、詳細は会社法の講義による。
　体系的・基本的な事項の説明の上で、各項目の重要な課題について特に焦点をあてる形ですすめていきたい。

科目目的

　本講義の目的は、商法・会社法の社会的機能や体系を理解し、商法・会社法総則などの構造・機能および個々の制度・規定の趣旨を基本的に理解できるようにすることである。それらの知見をもとに商法・会社法に関する法律問題を解決するため基礎的能力を培うことを目的とする。

到達目標

　受講生自ら企業法総論、商法・会社法総則などの基本的知識を有し、商法・会社法の諸問題に対し体系的論理的な基本的な思考ができ、それらを論理的説明として基本的な論述をしうることを到達目標とする。

授業計画と内容

第1 単元 ガイダンス
第2 単元 企業法の意義と商法・会社法
第3 単元 商法の適用範囲
第4 単元 商人（1）商人概念、営業能力
第5 単元 商人（2）商人適格、商人資格の取得時期
第6 単元 商号
第7 単元 外観保護規定と名板貸人の責任
第8 単元 営業
第9 単元 営業譲渡
第10単元 商業帳簿
第11単元 商業使用人
第12単元 代理商
第13単元 商業登記
第14単元 企業の在り方、まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

　各回の受講前に、テキスト等を一読し、疑問点・質問事項等を整理しておくとよいでしょう。受講後は、講義で扱った事例などを中心に、各自で講義の内容を必ず復習してください。とくに、企業法としての商法、会社法の前提となる企業実務については、日常生活とは異なるため、学習の当初は難しいと感じると思われますが、本講の講義内容とあわせ日頃の企業社会に関連するニュースなどに興味を持つように努めることで、少しずつ興味が沸き、理解が深まってくると考えられます。
　本講義は、民法の講義内容を前提とするため、民法の学修がある程度進んでから受講することが望ましい科目です。予習において関連する民法の内容を確認するだけなく、復習にあっても民法の内容もあわせて整理しておくとよいでしょう。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

その他

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

【通信教育課程はなし】

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

【通信教育課程はなし】

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

【通信教育課程はなし】

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

■スクーリングで使用する教材
永井和之・三浦治・木下崇・一ノ澤直人『基本テキスト　企業法総論・商法総則』（2022年）中央経済社
神作裕之・藤田友敬編『別冊ジュリスト 商法判例百選』(2019 年)有斐閣

■推薦図書
福原紀彦『企業法総論・総則 [第2版] 商法[総論・総則]・会社法総則等ー（企業法要綱1）』 (2020年) 文眞堂
福原紀彦編著『現代企業法のエッセンス』(2022 年)文眞堂
落合誠一・大塚龍児・山下友信『商法I―総則・商行為〔第6版〕』(2019年)有斐閣
丸山秀平『基礎コース商法I』[第4 版](2018 年)新世社
大塚英明・川島いづみ・中東正文・石川真衣『商法総則・商行為法〔第4版〕（有斐閣アルマ）』(2023年)有斐閣
江頭憲治郎『商取引法〔第9版〕』(2022年)弘文堂
近藤光男『商法総則・商行為法〔第9版〕』(2023年)有斐閣

その他特記事項

【通信教育課程はなし】

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