シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【通教 夏期】商法(総論・総則) | 2024 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 三浦 治 | 3・4年次配当 |
科目ナンバー
JD-SO3-202L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「商法」は明治32 年に成立した古い法律だが、昭和9 年「手形法」「小切手法」施行と同時に、これらに関する規定が削除された。また、平成17年改正によりその一部が「会社法」という独立の法律として成立し、同様に平成20 年改正で「保険法」が独立した。また、平成29年民法改正に伴う改正、平成30年改正(「会社法については、平成26年改正、令和元年改正」)も重要である。
「商法総論」とは、「商法という法分野」の意義や特色を取り扱う。少し技術的には、「商法」「会社法」を貫く「商人」「商行為」というふたつの概念の関係についての理解も含む。「商法総則」は、「商法」第一編所定の個々の制度・条文の意義・趣旨・それをめぐる解釈論を取り扱う(なお、「会社法」第一編総則もほぼ同じ内容である。つまり、商法総則を学ぶということは、会社法総則を学ぶということでもある)。
商法総論1(下記1〜4)─商法総則(5〜10)─商法総論2(11)の順序で講義を進める。
科目目的
「商法」という法は、いわゆる六法の中で「民法」の特別法であり、この2つが私法に属する。なぜ「民法」とは別に定められているのか、「商法総則」所定の個々の制度・条文がなぜ定められているのかを理解する。
到達目標
「商法総則」所定の諸制度を理解すること。解釈論が問われる場合は、制度・規制の理解を前提としたうえで、どのような解釈が妥当と考えるのか、一定の説得力をもって主張できること。
授業計画と内容
1. 商法という法分野について:1
2. 商人の組織・商業登記制度概観
3. 商法は「商人の法」?「 商行為の法」?
4. 外観信頼保護規定
5. 「商人」概念に関する諸問題
6. 商号規制
7. 営業譲渡規制
8. 商業使用人
9. 商業登記制度
10. 代理商
11. 商法という法分野について:2
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書や推薦図書を読む際も、単に文字面を追うのではなく、常に具体的な事例(単純な想定事例でよい)を頭に置きながら読み進めることに留意してほしい。
なお、私法の考え方になじんでおいてもらうためには、民法の各科目(民法1(総則)など1 科目でもよい)に触れておくことが望ましい(履修済みであることは必須ではない)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
その他 | 100 | スクーリング試験または科目試験により最終評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
■スクーリングで使用する教材
レジュメを配布する。
※スクーリングの講義内容中に「教科書」という表現がある場合は、
通信授業(レポート学習)の教科書を指します。
各科目の教科書は、在学生サイト「教科書・教材」のページを確認してください。
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
■推薦図書
永井和之・三浦治・木下崇・一ノ澤直人『基本テキスト 企業法総論・商法総則』(2022年)中央経済社
北村雅史編『スタンダード商法I 商法総則・商行為法〔第2版〕』(2022年)法律文化社
神作裕之・藤田友敬編『商法判例百選』(2019 年)有斐閣
その他特記事項
【通信教育課程はなし】