シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 【通教 夏期】国際法 | 2026 | その他 | 在学生サイトの各スクーリングのページをご確認ください。 | 通信教育課程 | 雨野 統 | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-IL2-217L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「国際法の世界」は皆さんにとって「遠い世界の話」ですか?「身近な世界の話」ですか?ビジネス会話にせよ日常会話にせよ、ニュースに登場する国際問題について他の人と話す時、「国際法の基礎知識」を持っていれば・・・と思うことありませんか。この授業では、「国際法の世界」を知るための基礎知識の獲得を念頭に基礎にこだわってお話ししていきます。ニュースに登場する国際問題について自分なりに考えてみたい、ご自身のお仕事に国際的な問題が関係した時に困らないために「問題解決の手がかりとなる基礎知識&視点」についてお話していきます。グローバル化が進んだ世界では「国際法の世界」に登場するプレーヤー(国連などの国際組織やNGOや多国籍企業など)が多様化し国家の役割が軽視されがちですが、「国際法の世界」における中心的なプレーヤーはやはり国家です。そこで、「国家の視点」と「国際協力と国際法の関係」に分けてお話していきます。「国家の視点」との関係では、国際社会の基本システム、国際法のルールのタイプ・役割、主権国家とは?、国家領域、国家が国際法を破ったらどのように対応するのか(国家責任、紛争の解決方法、国際裁判など)、戦争と国際法の関係を中心に「国家の行動をコントロールするためのルール」についてお話します。また、「国際協力と国際法の関係」では、国際環境法、国際組織、国連の集団安全保障について取り上げ、「主権国家体制における国際協力は可能か」という視点からお話します。国際社会で起っている時事問題や国際協力などについて考える時にも国際社会の基本システム、国際法の基本的な性格、国際法と国家の関係を知らなければ、その考察は「砂上の楼閣」に終わります。
授業は、配布したレジュメに基づいて行ないます。
科目目的
国際法の学習を通じて、「グローバルなリーガルマインド」を身につけることを目的とします。「グローバルなリーガルマインド」とは、地球的視野に立った法的問題意識と法的解釈能力を指します。国際法に関する基礎知識を身につけ、国際法と国際社会の現実の問題との関係について考えることで、地球規模での法化社会を読み解く力や国際社会の様々な問題を法的な視点から批判的・創造的に考える力を身につけましょう。
到達目標
私の役割は皆さんを「国際法の世界」に導くナビゲーターとしての役割です。国際法の授業では、「国際法」の初学者・入門者にも分かりやすいように、「国際社会の基本システム」、「国際法はどんな問題を扱っていてどんな役割を持っているのか」、「国際社会における国家の役割」、「国際法と国際社会・国家との関係」など国際法の基本的な概念/枠組みにこだわってお話していきます。また、最新の時事問題を取り上げ、「具体的な国際問題と国際法のとの関係(関連する国際法の分野や基本知識との関係)」について解説し、皆さんが「国際法の基礎知識に基づいて国際問題について考える」ためのきっかけを作りたいと思います。授業を通じて、①国際法の基本用語を知ること、②国際社会の問題を国際法の視点から考える力をつけること、③ニュースに登場する国際社会の問題について、国際法の基本的な考え方や用語を活用して説明できるようになることが授業の最終目標です。「国際法」という視点から様々な問題について考えてみませんか。皆さんが普段勉強している分野以外の新たな「武器」が一つ増えるはずです。
授業計画と内容
第1回:国際社会と国際法の関係
第2回:国際法の法源/国内法秩序における国際法の適用
第3回:国家の成立要件/国家承認
第4回:国家平等論/国家管轄権/主権免除
第5回:国家領域
第6回 海洋秩序と国連海洋法条約
第7回 国家責任
第8回 紛争の平和的解決
第9回 国際コントロール(国際環境法を例に)
第10回:国際組織と国際協力の関係
第11回:戦争の違法化と国際法(理想と現実の狭間で)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書に一通り目を通し、「国際法の世界」はどのような世界かイメージを作っておいて下さい(国際法ではどのような問題が扱われているのか)。分からない部分があっても、とりあえず教科書を一読して下さい。その上で、予習の段階で生じた疑問を授業で解消して下さい。教科書、授業レジュメの内容をしっかりと復習し、必要に応じて授業の録画コンテンツを見直されるといいでしょう。また、参考文献から任意にテキストを選び、応用的な論点について考察されるといいでしょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| その他 | 100 | スクーリング試験または科目試験により最終評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
通教教科書:大内和臣 他『国際法』第2版(再改定版)中央大学通信教育部, 2014年
講義用のレジュメを配布します。
参考文献
加藤信行・植木俊哉 他『ビジュアルテキスト国際法』第4版 有斐閣, 2025年 ISBN 4641145016
浅田正彦 編著『国際法』第6版 東信堂, 2025年 ISBN 4798919462
岩沢雄司『国際法』第2版 東京大学出版会, 2023年 ISBN 4130323989
玉田大・水島朋則 他『国際法』第2版 有斐閣, 2022年(有斐閣ストゥディア)ISBN 4641150907
森肇志・藤澤巌 他『分野別 国際条約ハンドブック』有斐閣, 2020年 ISBN 4641046875
大沼保昭『国際法』筑摩書房, 2018年 (ちくま新書) ISBN 4480071652
小寺彰・森川幸一 編『国際法判例百選』第3版 有斐閣, 2021年(別冊ジュリスト255号)
ISBN 4641115559
薬師寺公夫・坂元茂樹 他『判例国際法』第3版 東信堂, 2019年 ISBN 4798915580
杉原高嶺・酒井啓亘 編『国際法基本判例50』[第2版]三省堂, 2014年 ISBN 4385323275
その他特記事項
【通信教育課程はなし】