シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【通教 通信授業】政治学 | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 中島 康予 | 1・2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-PS1-402L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
一般に政治学が取り扱う対象は政治現象であるといわれています。しかし、政治現象とは何をさすのかと問われ、それに答えるのは容易ではありません。「グローバル化」が進展し、私たちの住んでいる身近な「地域社会」の政治、「国内政治」、「国際社会」でおこっている政治現象が密接に関連するようになっている今日においてはなおさらです。地方・国・地域・世界の各レベルでの政治が相互にからみあう政治現象を的確に捉えるためには、常識や直感、表層的な印象に頼るのではなく、専門分化する政治学の1つ1つの研究成果を丁寧に追いながら、それをまとめあげていく粘り強い作業が不可欠になっています。1990 年代以降21世紀の第一四半世紀を終えようとしている今日までの政治動向からみえてくることは、政治的知見と見識に裏打ちされた、私たち市民の政治参加がますます重要になってくるだろうという点です。政治学はそのような政治参加に不可欠の学問です。
上記のテキストによりながら、最初に、政治とはそもそも何だろうかという考察から始め、政治と権力、政治・経済・福祉の関係、政治制度と政治過程、公共政策と行政、政党と政党制、選挙制度、近代の国際政治と現代の国際政治、グローバル化と政治の変容、核兵器、飢餓と食料問題、地球環境問題といった地球的問題群の学修を進めたあと、政治学の理論潮流をまとめていきます。そして最後に、今日の世界・社会において現代政治学がどのような役割を果たすことができるのかをみなさんで考えてみてください。
政治学学修のために最低限必要な事項はこの教科書で概観することはできますが、さらに深く知ろうと思う人は、教科書の各章の終わりに掲げられている参考文献、レポート課題集で紹介している推薦図書、さらにそれらの推薦図書の中で紹介されている書物・論文等を積極的に講読してください。
科目目的
現代政治の様々な諸問題を考えるために必要な、基本的理論・概念・分析枠組を学修します。
到達目標
政治現象を、法律学的な観点からではなく、政治学的に考察することを通じて、その成果を実際に応用して現代政治についての理解を深めることが目標です。
授業計画と内容
レポート課題に関係する個所だけをビックアップして学修するのではなく、教科書『現代政治学』を通読して学修を進めます。
第1回 政治学のアイデンティティ 序章1・2
第2回 政治学のアイデンティティ 序章3・4
第3回 政治の世界 第1章1・2
第4回 政治の世界 第1章3・4
第5回 政治体制の変動 第2章1・2
第6回 政治体制の変動 第2章3・4
第7回 政治、経済、福祉 第3章1・2
第8回 政治、経済、福祉 第3章3・4
第9回 政治制度と政治過程 第4章1・2
第10回 政治制度と政治過程 第4章3・4
第11回 公共政策と行政 第5章1
第12回 公共政策と行政 第5章2・3
第13回 政党と政党制 第6章1・2
第14回 政党と政党制 第6章3
第15回 政治意識と政治文化 第7章1・2
第16回 政治意識と政治文化 第7章3
第17回 政治空間の再編成 第8章1・2
第18回 政治空間の再編成 第8章3
第19回 近代の国際政治と現代の国際政治 第9章1・2
第20回 近代の国際政治と現代の国際政治 第9章3・4
第21回 グローバル・プロブレマティーク 第10章1・2
第23回 グローバル・プロブレマティーク 第10章3・4
第24回 政治学の潮流 第11章1・2
第25回 政治学の潮流 第11章3・4
第26回 『現代政治学『からのメッセージ
第27回 レポート課題1・2の学修
第28回 レポート課題3・4の学修
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
履修条件は、とくにありません。教科書を通読すること、必要な箇所を何度も開くことを怠らないようにしましょう。基本的な概念については政治学事典などで調べ、ノートにまとめましょう。また、憲法や行政法などの法律学における法的・制度論的思考にはおさまらない学問的蓄積が政治学ではなされていることに注意してください。政治学はそのような制度の背後で展開される政治過程を考察の対象としています。さらに学問的な研究と、メディアにおける政治評論とは密接な関係をもちながらも両者は異なることを忘れないようにしましょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】