シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【通教 通信授業】社会政策 | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 宮本 悟 | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-OG3-402L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「社会政策とは何か」について、その本質論争を経てもなお、いまだに学会レベルでの統一見解は形成されていない状況が続いています。もっとも、一定の共通認識は存在し、社会政策という概念によってカバーされる主要な政策領域としては、(1)労働者保護の政策領域、(2)労使関係の政策領域、(3)雇用・失業の領域、(4)社会保障・社会福祉の領域、などがあります。
このように、社会政策が扱う社会問題は多岐にわたります。そのうち今日とくに重要と思われる分野を中心に、その歴史的展開・現状・問題点などを検討していきましょう。
科目目的
現代の資本主義社会では、労働・生活に関わるさまざまな社会問題が生じています。この授業では、学問としての社会政策の基本的枠組みを把握した上で、種々の労働・生活問題対策の歴史・現状を理解することを目的とします。
到達目標
わが国の社会政策に対する批判的分析能力の向上を目指します。
授業計画と内容
この授業では、社会政策を形成する主要領域について、とくに重要と思われる下記の分野を中心に検討していきます。
(1)労働者保護の政策領域:賃金・労働時間などをめぐる国家政策です。今日的な問題としては、最低賃金、同一労働同一賃金、ワーク=ライフ・バランス、ブラック企業などが挙げられます。
(2)労使関係の政策領域:主に労働組合をめぐる国家政策が含まれます。例えば、組織率の低下、非正規労働者の組織化、公務員のスト権などの問題が挙げられます。
(3)雇用・失業の領域:失業対策・雇用安定立法などの国家政策です。例えば、失業者の生活支援、雇用流動化、職業能力開発、障害者雇用などの問題が含まれます。
(4)社会保障・社会福祉の領域:生存権保障をめぐる国家政策です。例えば、老齢年金、医療保障、介護保障、生活保護、障害者福祉、子育て支援などの問題が含まれます。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
資本制社会における労働・生活問題を扱う授業ですので、労働者の諸権利や生存権に関する知識を身につければ、社会政策の理解も深まるでしょう。そのため、憲法や労働法も併せて履修することをお薦めします。
また、社会政策は「批判の学問」とも言われますので、日頃から意識的に労働・生活問題の関連情報を入手し批判的に検討することは、授業の理解を深めるでしょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】