シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 通信授業】心理学 | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 緑川 晶 | 1~4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-PY1-503L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
心理的な現象は、生物・心理・社会的な視点から理解することが重要です。たとえば、「うつ病」はこころの病気と言われていますが、脳の中では神経細胞や情報の伝達に使われる物質の異常が指摘されています。これらは個人の気持ちや認識にも影響を与えますが、主体的に認識を変えることによって、うつ病が改善されることもあります。うつ病の人がいることによって職場などの組織にも影響を与えますが、組織のあり方によってもうつ病の改善につながることがあります。このように、心の状態は多かれ少なかれ、生物的側面、心理的側面、社会的側面が関わり合っています。そのため、授業でも心の生物学的な視点(神経心理学、発達心理学)、心理学的な視点(知覚心理学、認知心理学、臨床心理学)、社会的な視点(社会心理学)について学びます。
科目目的
心理学は、人が日常的に経験することを科学的に理解し説明することを目指した学問です。その対象は、普段から自分たちが経験していることであるため身近なものですが、主観やバイアスなどによって事実とは異なった認識がなされていることが多々あります。そのために科学的(客観的)な理解が大切となります。授業では人の認識や思考についての一般的な性質とともに、個人差などについても理解を深め、自己や社会の理解の一助にすることを目指します。
到達目標
・多様な視点から心理学を学び、心理現象について多角的に説明できるようになる。
・人間の諸活動について心理学的な視点から説明できるようになる。
授業計画と内容
この授業では、「こころ」について以下のポイントから授業を進めます。
1)こころの基本原理(知覚心理学、認知心理学、神経心理学)
2)こころの成長(発達心理学)
3)こころのあり方(臨床心理学)
なお、一つのテーマであっても複数の領域が背景となることがありますので、それぞれの領域を有機的に結びつけながら授業を進めてゆきます。たとえば、発達障害(自閉スペクトラム症)は脳の特性を基盤としていますが(神経心理学)、特徴的な知覚や認知機能を有していることが知られています(知覚心理学や認知心理学)。また、発達の中で遭遇する課題は異なりますし(発達心理学)、臨床心理学的な支援の対象となることがあります(臨床心理学)。この授業では、各領域についての理解を深めるとともに、特定のテーマを取り上げて、有機的な繋がりの中でそれらを学びます。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】