シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本漢文学B | 2024 | 後期 | 水1 | 文学部 | 小野 泰央 | オノ ヤスオ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL3-A406
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中世から近世に至る古典においていかに中国文学および日本漢文学が影響をしていくかを通史的にみていく。特に漢文学の学力が低下して歌学が台頭してきた時代を経て、五山文学がどのように宋学を受け入れて、更に近世の儒学へと継承されていったかを軸に論じる。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の専攻科目群として位置づけられていることから、専攻における知識の一つとして、古典におけるその背景を理解した作品研究を目的とする。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・日本漢文が読めるようになる。
・古典のなかの漢文の位置を理解出来るようになる。
授業計画と内容
課題解決型の学習
第1回 中世近世日本漢文学の意義
第2回 俊頼髄脳と唐代説話―説話の生成
第3回 本朝無題詩と宋代詩話―集句
第4回 今昔物語集と冥報記―ヲコト点
第5回 台記と経典―古記録の文学性
第6回 民経記と擬古物語―物語製作の背景
第7回 賦光源氏物語詩と白居易―擬古詩
第8回 済北集と詩人玉屑―「三偸」
第9回 義堂周信と杜甫―文章一小伎論
第10回 狂雲集と高等賦―五山艶詩
第11回 三体詩抄と三体詩―中世の注釈
第12回 荻生徂徠と清代詩文論―近世詩文論
第13回 近代小説家の漢詩―森鴎外・夏目漱石と晋・唐詩
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 日本漢文についての基礎知識を理解した上で、古典文学を社会的背景から説明できるかどうかを評価します。 |
レポート | 50 | レポート状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業時にレジュメを配布する。