シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
English Seminar(4) | 2024 | 後期 | 水4 | 文学部 | 渡邉 真理子 | ワタナベ マリコ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX3-B110
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
前期に続きアメリカ作家Tim O'Brienの小説Going After Cacciato(1978)を読みます。後期では第26章から最終章まで読了します。授業では、現代アメリカの歴史や文化に関する背景知識を学びながら、作品を自分で読み解いていく力を養います。 具体的には受講生による発表とディスカッションに中心に行います。発表担当者はあらかじめ指定された範囲について発表(分析・考察)を行い、担当者以外の受講者もその範囲に関する事前課題の提出が求められます。ディスカッションへの積極的な参加が全員に求められます。
最終的にはこの作品について任意のテーマを設定し、グループで発表してもらう予定です。
科目目的
文学テクストを正確に読み、分析する能力、およびそれを的確に表現する能力を養うことを目的とします。そのために、背景となっている社会・文化・歴史をリサーチする能力を身に着けることも目的とします。
到達目標
文学作品を多角的に読み解く視点を学び、ものごとを重層的にとらえられるようになること。自ら問いを立て、論証する力をつけること。自らの考えを、論拠を示して相手に伝えられるようになること。他の受講生とのディスカッションを通じて多様な視点を身につけること。
授業計画と内容
①26章Repose on the Road to Paris+27章Flights of Imagination
②28章The Observation Post+29章Atrocities on the Road to Paris
③30章The Observation Post+31章Night March
④32章The Observation Post+33章Outlaws on the Road to Paris
⑤34章Outlaws on the Road to Paris+35章World‘s Greatest Lake Country
⑥36章Flights of Imagination+37章How the Land Was
⑦38章On the Lam to Paris+39章The Things They Didn’t Know
⑧40章By a Stretch of the Imagination+41章Getting Shot
⑨42章The Observation Post+43章The Things They Didn’t Know
⑩44章The End of the Road to Paris+45章The Observation Post
⑪46章Going After Cacciato +作品全体のまとめ
⑫プレゼンテーション1
⑬プレゼンテーション2
⑭まとめとレポートの書き方
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 評価の基準は、次のとおりです。 ・作品を精読し、自分なりの解釈を示すことができているか。 ・正しい形式や体裁で書かれているか。(求められる形式や体裁の詳細は、授業内で説明します。) ・構成が適切であり、論旨が明快であるか。論理展開が一貫しており、説得力があるか。 |
平常点 | 50 | 平常点の内訳と評価の基準は、次のとおりです。 口頭発表10%(レジュメが適切な形式で作成できているか、口頭発表内容が説得的であるか) 事前課題20%(予習範囲の理解および課題に対する考察が適切になされているか) グループプレゼンテーション10%(グループ内で討論を重ね、一つの解釈を導き出し、それを他人に的確に伝えることができているか) ディスカッションへの参加10%(授業内の質疑において、自らの考えを示すことができているか) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業内でフィードバックを行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
事前課題をもとに、グループおよびクラスでのディスカッションを行います。アイディアや疑問点を共有することで、テクストに対する理解を深めるとともに、他者の考えとすり合わせながら自分の考えを発展させる練習およびその考えを他者に伝える練習をします。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Manabaを通して、毎回事前課題を提出してもらいます。
また、新型コロナウィルス感染状況の変化によりオンライン授業になった場合には、双方向型授業(Zoomのリアルタイム型授業)を行い、ICTをメインに授業を行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
Tim O'Brien, Going After Cacciato (Fourth Estate Ltd)
ISBN-13 : 978-0006543077
【参考文献】
ティム・オブライエン(村上春樹訳)『本当の戦争の話をしよう』(文藝春秋)
ISBN-13 : 978-4167309794
諏訪部浩一編『アメリカ文学入門 新版』(三修社)
ISBN-13 : 978-4384060324
その他特記事項
オフィス・アワーは木曜日昼休みです(メールによる予約制)。
【メールアドレス】
d_kiriyama@hotmail.co.jp