シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 特殊講義B1(インフォメーション・エコノミー) | 2026 | 前期 | 木2 | 国際情報学部 | 篠﨑 彰彦 | シノザキ アキヒコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IF3-SE32
履修条件・関連科目等
グローバル・教養科目でミクロ経済学、マクロ経済学を履修していることが望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、インフォメーション・エコノミーの基本概念を学びながら、「情報」が経済社会で果たす機能と役割への理解を深めるとともに、ニュー・エコノミー論と生産性論争の経過を通して創造的破壊と経済成長のメカニズムを考察していく。
科目目的
情報技術革新がもたらす経済社会への影響について、ノーベル経済学賞を受賞したエコノミストらの深い考察を手がかりに現実の動向を交えて考察し、流行り廃りの激しいバズワードに頼ることなく、変転する現代社会を読み解く羅針盤を獲得する。
到達目標
情報技術革新の影響とその本質を理解するための基本概念を身につけ、新たな現象について自らの力で解釈・判断し、考察できる専門知を身につける。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:情報技術革新と経済成長を考える
第2回 スティグラーに学ぶ価格情報の不完全性:ITで変わる世界
第3回 アカロフに学ぶ質的情報の不完全性:情報の非対称性とレモン市場
第4回 情報の非対称性がもたらす課題と解決策:ITの可能性
第5回 危険中立者と人間の心理:情報経済学から行動経済学へ
第6回 人間の心理と危険回避行動:リスク資産の取引と情報の価値
第7回 半世紀前の「情報産業論」再考:情報財の特殊な性質とデジタル化
第8回 情報産業を複眼的に理解する:「産業の情報化」と「情報の産業化」
第9回 情報化の逆説:イノベーションによる創造的破壊と経済成長
第10回 ソロー・パラドックスと生産性論争:その起源と変遷
第11回 ニュー・エコノミー論と生産性論争の結末
第12回 市場と企業における情報の役割:産業組織論への展開
第13回 企業の境界とコースの法則:DXのメカニズムとその本質
第14回 AI時代のDXと制度変化:イノベーション時代の経済政策
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・指定したテキスト、参考資料、講義資料を予習・復習でしっかり読み込むこと
・日頃から新聞やニュースを通じて関連する時事問題に触れ、考察しておくこと
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 80 | 期末試験では講義内容習得の確認、習得した知識を活用した応用的な思考力を確認する。 |
| 平常点 | 20 | 講義期間中の小レポート(小テスト)で講義内容の習得レベルを確認する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
感染症等の社会情勢変化によって教室での期末試験が実施困難になった場合、レポート等の代替手段に切り替えることがある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
・プロジェクター(スライド)を利用した解説を行う。
・動画資料などを併用する場合がある。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・日本開発銀行(現日本政策投資銀行)での融資審査、調査・研究、海外駐在)
・経済企画庁(現内閣府)での日本経済分析(経済白書ほか)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・日米のマクロ経済分析や企業レベルの融資審査に携わった実務経験を踏まえて、各回の授業で日米経済の実態や企業行動を具体的、明示的に提示することにより、現実に即した体系的な知識と解像度の高い問題意識を醸成する。
テキスト・参考文献等
・篠﨑彰彦『インフォメーション・エコノミー』NTT出版, 2014年のほか必要に応じて講義用の資料や関連する文献を適宜授業で提示する。
その他特記事項
参考URL
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja
・上記の参考URLで「インフォメーション・エコノミー」と入力・検索すれば、テキストの全文がPDFで入手できます。