シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本語ビジネスコミュニケーション論 | 2025 | 秋学期 | 水2 | 国際経営学部 | 高野 浩之 | タカノ ヒロユキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-GL3-FJ11
履修条件・関連科目等
外国人留学生であること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
グローバルビジネスを成功させるためには異文化コミュニケーションを円滑に行うことが第一条件となる。そして、日本人と円滑なコミュニケーションを行うためには、話の中身はもちろん、日本語能力も欠かせない。それだけでなく、また関連する日本の文化・社会的背景、心理的状況や言語外の状況も把握できていることも求められる。
本講義では、国際ビジネスコミュニケーション論を学ぶとともに、ビジネス場面での対応・日本の企業文化などへの理解を深める。そして、日本人とのコミュニケーションの異同を認識することによって、日本語でビジネスコミュニケーションを効果的に行うポイントをマスターする。また、実際のビジネスの場面に即したロールプレーや教室外での実践を通して、ビジネス活動を支障なく進めるために欠かせない商習慣などを身につけ、文化的相違への感受性やビジネスパーソンに必要な素養を養うことができる。
そのために本講義で重視するのは、日本でのビジネスの具体的な場面を意識して、そうした時と場合に応じた表現、言い方を習得することである。細かな表現や言い方の違いで、ビジネス上の礼儀として大きなニュアンスの差異が生じてしまうので、適切な敬語の使い方をはじめとした言い方への感性を養うことが重要である。
科目目的
すでにマスターしている日本語の知識をビジネスの場面で使いこなすようになり、様々なビジネスの場面で適切なコミュニケーションができるようになることを本講義の科目目的とする。
到達目標
授業の内容を踏まえて、日本文化の中で日本語を使ってビジネスコミュニケーションを行う力を理解し実践できるようになること。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:自己紹介、講義概要の説明など
第2回 「説明」、新入社員のマナー
第3回 「意見」、電話応対のマナー
第4回 「賛成」、ビジネスマナーの基本
第5回 「反対」、上司に「NO」を言うには
第6回 「結論」、商品の値上げ交渉をする場合、商品の値上げを要求された場合
第7回 「説得」、説得のための戦略
第8回 「クレーム」、クレーム処理
第9回 「プレゼンテーション」
第10回 ゲストスピーカー講演 王凱 氏(天津南開大学准教授/副院長)
講演タイトル「日中コミュニケーションの違い」
第11回 プレゼンテーション実践
第12回 日本語のビジネス文書の書き方①
第13回 日本語のビジネス文書の書き方②
第14回 総括:コミュニケーションの一般理論
※ゲストスピーカーの都合により講義のスケジュールや講義内容が変更される場合もある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
普段から日本の社会、経済と政治の動きについて関心を持ち、「日経電子版」(スマートフォン等使用)や「経済誌」(図書館使用)等の情報メディアに注目する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 筆記試験 |
平常点 | 40 | 課題や授業への貢献度(発言、発表)など |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
米田隆介・藤井和子・重野美枝・池田広子(共著)『商談のための日本語 中級 新装版』スリーエーネットワーク,2006年。
参考文献:
亀田尚己(著)『国際ビジネスコミュニケーション再考』文真堂,2010年。
(⇒国際ビジネスコミュニケーションに必要なYou-Considerationの姿勢について学べる重要文献)
その他の参考文献は授業にて適宜紹介する予定。