シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入門演習 | 2024 | 前期 | 金1 | 経済学部 | 牧野 武彦 | マキノ タケヒコ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業そのものは日本語で運営するが、英語で書かれた文献を主に利用する。
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
大学で学ぶうえで必要な能力を習得することを目的とした授業です。そのために文献調査、プレゼンテーション、レポートの作成などのやり方を学びます。また英文素材を使うことで、外国語科目として履修する英語に上乗せして英語に触れたい学生の希望にも応えます。なお、担当者は言語研究を専門としているため、この演習で扱う記事なども言語に関するものとなります。
科目目的
(1)いわゆるアカデミックスキルのうち、文献調査、プレゼンテーション、形式に従ったレポート作成の仕方を学ぶこと。
(2)学習用に編集されていない「生」の英語に触れることで、英語を学習の対象ではなく、学習・研究の媒体として用いるという発想の転換を図ること。
到達目標
(1)いわゆるアカデミックスキルのうち、文献調査、プレゼンテーション、形式に従ったレポート作成ができるようになる。
(2)学習用に編集されていない「生」の英語を一定の精度と速度で読みこなせるようになる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 「コピペ」の蔓延とその原因、民主主義とレポート
第3回 ポイント①:情報源は引用と出典で明示する
第4回 ポイント②:複数の情報源を確認する
第5回 PowerPoint 講習
第6回 ポイント③④:反対意見・反対の事例を常に探す、「論じるべきこと」を見つける
第7回 ポイント⑤:「思う」は禁句
第8回 ポイント⑥:接続詞を入れる
第9回 ポイント⑦:具体的な結論を出す
第10回 Word講習
第11回 レポートの進捗についての報告(1)
第12回 レポートの進捗についての報告(2)
第13回 レポートの進捗についての報告(3)
第14回 予備日
上記のうち、2〜9回目は教科書『コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ』を輪読するスケジュールである。この他に、毎回英文のオンラインメディア(The Conversation を想定)から、言語に関する記事を指定して読んでもらう。
また「図書館講習」を動画による自主学習により受講してもらう。単位取得のためには必ず受講しなければならない。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 40 | 前半の授業で扱った記事に関連する問題について各自テーマを定め、論文の形式に従ったレポートを書いてもらう。 |
平常点 | 60 | 前半10回(講習を除く)は取り上げる英文記事の読解に対する評価とする(40%)。後半4回はレポートの進捗についてのプレゼンテーションと、それに対する質疑への評価とする(20%)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生による、PCおよびプロジェクターを用いたプレゼンテーション
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書
山口裕之『コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ』(新曜社)ISBN 978-4788513457
The Conversation (https://theconversation.com/global) から選ぶ「言語」についての記事。前の週までに manaba でリンクを配信する。
参考文献
宮武久佳『正しいコピペのすすめ:模倣、創造、著作権と私たち』(岩波ジュニア新書849)
加藤重広『言語学講義ーその起源と未来』(ちくま新書1396)